ベンチで過ごす日々はキャリア初 「必要とされる」時を見据えるマンUの主将マグワイア

直近のFAカップ・レディング戦では先発出場を果たした photo/Getty Images

マンU在籍4シーズン目のマグワイア

イングランド代表、かつ、マンチェスター・ユナイテッドのキャプテンという立派な肩書きを持ちながら、現在クラブでバックアッパーに甘んじているDFハリー・マグワイア。彼のサッカーキャリアにおいて最も難しい時期と言えそうだ。
 
今季からマンUを率いているエリック・テン・ハーグ監督は引き続きキャプテンの座をマグワイアに託した。しかし、ここまでレギュラーとして起用されているのはDFラファエル・ヴァランとDFリサンドロ・マルティネスの2人。昨季公式戦35試合に先発出場したマグワイアの今季の先発出場数は、現時点で8試合のみとなっている。
 
英『Daily Mail』によれば、今自身が置かれている状況についてどのように思っているのかをマグワイア本人が明らかにしている。初めての扱いに戸惑いながらも、出番を増やそうと前向きに練習に取り組んでいるようだ。
 
「僕は29歳だけど、自分のキャリアの中でこのような立場を経験したことはなかった」
 
「慣れたくはないけど、これはサッカーの一部であり本質だ。僕は前に進んでいるし、トレーニングもよくやっている。チャンスが来たらそれを掴まなければならない」
 
「プレイしている選手たちはよくやっている。だから僕はチャンスに備えてしっかりと準備しておかなければならない」
 
「シーズン後半は僕ら全員が必要とされることになるんだ」
                                                                                            
テン・ハーグ監督は左サイドバックのDFルーク・ショーをセンターバックで起用するなどといった策も見出しており、マグワイアがポジションを奪い返すためのハードルは最近になってさらに上がっている。
 
それでも彼自身が自覚しているように、マグワイアの力が必要となる時は必ずまたやって来る。今の時期を「落ち着いて心身を整えられる貴重な時期なんだ」とプラスに捉え、チャンスが与えられた際には100%のパフォーマンスを発揮してほしいところだ。

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