アーセナル対シティのプレミア首位攻防戦は1月が勝負の分かれ目に? ペップは日程的にやや不利だと指摘

グアルディオラ監督は厳しい日程を乗り切れるか photo/Getty Images

アーセナルとシティをニューカッスルなどが追いかけている今季のプレミアリーグ

現在プレミアリーグで首位争いを繰り広げているのはアーセナルとマンチェスター・シティの2チーム。彼らはワールドカップ終了後最初のリーグ戦をそれぞれ勝利で終えているが、1月はシティよりもアーセナルの方がやや有利かもしれない。
 
昨季はリーグ2連覇を成し遂げたものの、今はアーセナルの後塵を拝しているシティ。彼らは29日に行われたプレミアリーグ第17節リーズ・ユナイテッド戦を1-3の勝利で終えたが、アーセナルもウェストハム・ユナイテッドに3-1で勝利していたため、勝ち点差5は変わらず。首位アーセナルが勝ち点40、2位シティが勝ち点35となっている。
 
英『Manchester Evening News』によれば、リーズ戦で2ゴールを決めたシティのFWアーリング・ハーランドは、「アーセナルは僕らが追い詰めないといけない」とこの試合後に述べたようで、アーセナルへの対抗意識がチーム全体でも高まっている模様。しかし、指揮官のジョゼップ・グアルディオラ監督はそう簡単に順位を覆せるとは考えていないようで、1月に行われるアーセナルの試合が5試合しかないこと、そのうちの1つがFAカップのオックスフォード・ユナイテッド(英3部相当)戦であることをその理由にあげている。
 
次のアーセナルの試合は来月1日のブライトン戦。4日には3位ニューカッスル・ユナイテッドと対戦する。その後は10日にFAカップのオックスフォード・ユナイテッド戦をこなし、16日のトッテナム戦、23日のマンチェスター・ユナイテッド戦と続いていく。
 
一方のシティは1日のエヴァートン戦を終えると、次は来月6日のチェルシー戦。9日にはFAカップでチェルシーと再び対戦し、12日にはカラバオカップ準々決勝のサウサンプトン戦が待っている。以降はプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド戦、トッテナム戦、ウォルバーハンプトン戦が予定されている。
 
両チームともに強敵との試合を多く控えているが、シティにはアーセナルで言うオックスフォード戦のような明らかな格下との対戦がなく、シンプルに試合数もシティの方が2試合多い。アーセナルがカラバオカップですでに敗退していることが大きく、もしシティがカラバオカップで勝ち進めば、試合数の差はさらに広がる可能性もある。
 
選手層の厚さや地力、チームの成熟度などは今でもシティに軍配が上がるはずだが、ここで踏ん張れなければ逆転はさらに難しくなってしまうだろう。この1ヵ月はリーグ優勝の行方を大きく左右することになりそうだ。

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