38歳でもプレイ時間チーム第2位の“1285分” 衰えぬT・シウバが迎える集大成のW杯

チェルシーの最終ラインを支えるチアゴ・シウバ photo/Getty Images

ブラジル代表のリーダーとして頂点を目指す

ワールドカップ・カタール大会で優勝候補の一角に挙げられるブラジル代表。その最終ラインを束ねるのは、4年前から変わらず38歳のチアゴ・シウバである。

ベテランになってもチアゴ・シウバの実力に衰えはなく、むしろ30代後半に入ってからの方がクラブで充実した時間を過ごしているとも言えるのではないか。

移籍したチェルシーではチャンピオンズリーグ、クラブワールドカップ制覇も経験するなど、ミランやパリ・サンジェルマンでは実現できなかった夢を叶えた。30代後半からのプレミアリーグ参戦は危険な賭けにも思えたが、万能DFチアゴ・シウバには関係なかった。
今季もここまで1285分間プレイしており、これはFWラヒーム・スターリングに次いで2番目に多い。チャンピオンズリーグではグループステージ最終節のディナモ・ザグレブ戦こそ65分からの途中出場だったが、第2節から第5節まではフル出場していた。今も絶対的な主力だ。

ブラジル代表でもその立ち位置は変わらないだろう。前線ではネイマールが集大成のワールドカップを迎えるとされているが、それは38歳のチアゴ・シウバも同じだ。これが最後のワールドカップになる可能性が高い。

チェルシー移籍から獲得タイトルは増えているが、成長してきた若手DFエデル・ミリトンらとともに代表戦の頂点に立てるのか。

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