ロドリゴ&ヴィニシウスでレアルは“10年”戦える 上手くて速い覚醒の若きFWコンビはもう止められない

まばゆい輝き放つヴィニシウス&ロドリゴ photo/Getty Images

ベンゼマ不在の中アトレティコを撃破

カリム・ベンゼマを欠いた中で迎えた18日のアトレティコ・マドリードとのダービーマッチ。レアル・マドリードの前線には、ヴィニシウス・ジュニオール、フェデリコ・バルベルデ、ロドリゴ・ゴエスと若い3枚が並んだ。

中でもポジティブだったのはベンゼマの代役に入ったロドリゴだ。本格的にリーガ・エスパニョーラの環境に慣れてきたのか、堂々とした振る舞いを見せるようになった。同じブラジル人FWヴィニシウスとの相性も良く、前半にはオーレリアン・チュアメニのパスに抜け出して先制点を記録。浮き球のパスをハーフバウンドで合わせたシュートだったが、簡単に決められるものではない。

スペイン『MARCA』は「ロドリゴはウイング、センターフォワードとあらゆる役割をこなせる。なぜなら天才だからだ」と絶賛。21歳のロドリゴ、22歳のヴィニシウス。この2人が今後10年近くレアルでプレイしてくれると仮定するならば、前線は安泰かもしれない。2人のポテンシャルは本物だ。
ヴィニシウスも得点こそなかったが、1つ1つのプレイが速い。守備面でも最後までハードワークしており、非常に現代的なアタッカーと言える。ポスト直撃のシュートからバルベルデのゴールが生まれることになり、ヴィニシウスはすでに世界トップクラスの左ウイングと言っていいだろう。

ベンゼマの後継者はレアルが抱える問題の1つだったが、このままロドリゴに託すのも悪くない。アトレティコ戦ではその可能性を感じることになり、24歳のバルベルデも右ウイングで計算できるとなればレアル攻撃陣の世代交代はもう完了か。

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