BIG6の牙城を崩すのはまだ早い? 英紙が来季は7位と予想する“曲者集団”ニューカッスルの強み

来季はダークホースになると注目されているニューカッスル photo/Getty images

昨季は終盤にアーセナルに勝っている

8月6日のクリスタル・パレス対アーセナルの一戦で22-23シーズンのプレミアリーグが開幕することになる。ワールドカップ・カタール大会の影響もあって今季は開幕が早く、厳しいシーズンが始まることになる。

優勝候補はおそらくマンチェスター・シティとリヴァプールの2強になるだろう。ここ5シーズンは彼らが常に上位に君臨し、タイトルを争った。

だが、そんな彼らに続く第2集団は安定しておらず、様々なクラブが上位進出を目指している。近年でいえば19-20シーズン、20-21シーズンもレスター・シティが5位となり、安定した強さを見せた。ウェストハムもレスター同様に力強いチームで、20-21シーズンは6位、21-22シーズンは7位でフィニッシュしている。22-23シーズンはレスター、ウェストハムの2クラブも楽しみだが、ニューカッスルも黙っていないだろう。
昨季クラブの買収が完了し、ニューカッスルには大きな後ろ盾が付いた。クラブに豊富な資金が追加され、新監督にエディ・ハウがやってきた。冬の移籍市場では5人の実力者をチームに加えており、その効果が絶大だ。一時は降格圏内まで下がっていた順位もみるみるうちに上がり、12位でフィニッシュしている。

今夏の移籍市場でもすでに動いており、スヴェン・ボトマン、ニック・ポープを獲得している。昨季に続いて守備を強化しており、次は攻撃陣のテコ入れに動くとされている。

英『THE SPORTSMAN』では来季の順位を予想しており、降格の心配はなく7位になると主張している。

妥当な順位だ。大型資本がクラブに入ったことで期待は高まるが、BIG6にシーズンを通して対抗できる補強はまだできていない。今後も補強が続くといえるが、まだBIG6の牙城を崩すには早い。来季さらに成熟度を高めることができれば、23-24シーズンにはCL権を争うことができるチームになるだろう。

注目選手は昨季の冬に加わったブルーノ・ギマランイスだ。豊富な運動量、正確なタックルを武器に守備強度を高められる中盤戦士で、さらに攻撃面では推進力のあるドリブルとチャンスメイクで違いを見せる。アーセナルも狙っていた逸材であり、BIG6でも十分に通用するだろう。ギマランイス、ジョエリントンで構成される中盤は強力であり、来季のニューカッスルの強みになるのは間違いない。

アタッカーではチェルシーのティモ・ヴェルナーの獲得を目指すとの報道があったニューカッスル。攻撃陣の補強は必須であり、来季彼らはプレミアリーグを驚かせるチームになるのだろうか

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