ソアレスとベジェリンでは物足りない? 元リーズFWは“冨安のライバル”が必要と主張

来季も冨安健洋には怪我の不安が付きまとうことになる photo/Getty images

怪我の多さは気になるポイントだ

マンチェスター・シティのオレクサンドル・ジンチェンコを狙っているアーセナル。昨季のヌーノ・タヴァレスのパフォーマンスに満足しておらず左SBと中盤でプレイできるジンチェンコをチームに加えたいようだ。

SBのテコ入れは右サイドも必要である。冨安健洋が万全であれば問題ないが、昨季の稼働率を見る限りシーズンを通して戦うのはおそらく不可能で、左サイドにキーラン・ティアニーとジンチェンコが揃う可能性があるように、右サイドも冨安に並べるSBが欲しい。

冨安を除いた現状の右SBはセドリック・ソアレスとエクトル・ベジェリンだ。両者ともに完全なるバックアッパーであれば問題ないが、冨安と争うことになれば守備面で気になるポイントがいくつかある。
「冨安は私にとってリーグ(プレミアリーグ)で最も優れたディフェンダーの一人だ」

英『Football Insider』では元リーズのノエル・ウィーラン氏が冨安を称賛しているが、「彼が怪我での問題を抱えているため、別の選手を連れてくることでチームに健全な競争をもたらすことができる」と新戦力の獲得が必要であるともコメントしている。

それがサウサンプトンのDFカイル・ウォーカー・ピータースだ。英『The Sun』ではエヴァートン、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドが獲得を希望していると伝えている。移籍金は4000万ポンドになるようだ。

トッテナム出身のSBで、昨季一気に評価を高めた。攻守両面での強度が高く、イングランド代表にも選出されている。高額ではあるが、右SBの選手層を厚くするのであれば獲得したい人材である。

すでに冨安、ソアレス、ベジェリンがいるため右SBに4000万ポンドもの高額な移籍金を使うとは思えないが、ソアレスとベジェリンでは冨安不在時に高い強度が必要とされるゲームで物足りないと批判される可能性はある。そのためウィーラン氏の言うように補強は必要なポジションだ。

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