BIG2がプレミアを支配していた時代は終わる? ユナイテッド、チェルシー、トッテナムが息を吹き返し、いざ戦国時代へ

マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、トッテナムを警戒するヘンダーソン photo/Getty Images

楽しみなシーズンとなりそうだ

近年のプレミアリーグはマンチェスター・シティとリヴァプールが支配している。ここ5シーズンでシティは4度リーグを制しており、22-23シーズンもリーグタイトルをとることになれば3連覇となる。リヴァプールはここ5年で優勝は一度のみだが、2度2位でフィニッシュしている。来季もこの2クラブが優勝を争うと予想するメディアは多く、その予想は大方当たっていると考えられる。

「私は決してリヴァプールとシティだけがリーグタイトルを争うとは思いません。他のチームは強化されています。チェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、トッテナムはこれまで多くのことを行ってきました」

英『90min』にてこう語るのはリヴァプールのジョーダン・ヘンダーソンだ。リヴァプールの中盤戦士は決して驕らず、ライバルとの戦いに備えている。
ヘンダーソンの考えはあながち間違いではないといえる。チェルシーとユナイテッドはまだ確定した補強は多くないが、これから複数の選手獲得が発表されると予想できる。現時点で最も期待できるのはスパーズで既にフレイザー・フォースター、イヴァン・ペリシッチ、イヴ・ビスマ、リシャルリソン、クレマン・ラングレの5人を獲得している。ここからさらに2人、もしくは3人の獲得が期待されており、アントニオ・コンテの手腕次第ではシティ、リヴァプールを脅かすチームになることは可能だ。

シティ、リヴァプールといえど不安はある。それが攻撃のカタチの変化だ。シティは偽9番から純粋な9番を最前線に置くスタイルに変えると予想できる。これはリヴァプールも同じで、偽9番型のサディオ・マネからダルウィン・ヌニェスにバトンが渡された。誰かに依存することなくゴールを奪えることが彼らの強みであり、大きく躓くことはないといえるが、何が起こるか分からない。近年ではBIG6というよりもBIG2だったプレミアリーグ。だが、それも昨季までの話になるかもしれない。

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