W杯で日本を粉砕してから8年 たった《40分間》で終わってしまった重戦車FW久々の復帰劇

エールディヴィジで再挑戦を切ったボニーだったが…… photo/Getty Images

エールディヴィジへ戻ったが……

思い出したくない記憶だが、今から8年前の2014ワールドカップ・ブラジル大会で日本の希望を砕くゴールを決めた男を覚えているだろうか。

グループステージ初戦のコートジボワール戦にて、同点弾を決めてきたFWウィルフリード・ボニーだ。

イングランドのスウォンジーやマンチェスター・シティでも活躍してきたボニーは当時のコートジボワール代表にとって欠かせないセンターフォワードであり、前線でボールを収めるだけのパワーと得点力を持ち合わせていた。
ボニーがマンCへ移籍したのは2015年のことで、当時のボニーが代表でもクラブでも勢いに乗っていたのが分かる。このあたりが1つのピークだったのだろう。では、現在33歳を迎えたボニーはどこにいるのか。

マンCで思うような結果を残せなかったボニーは、カタールのアル・アラビ、サウジアラビアのアル・イテハドを経て2020年にフリーに。そこから1年半にわたって無所属の期間があったのだが、今年1月にオランダのNECナイメヘンがボニーに接触。エールディヴィジでキャリアを再開することとなった。

契約を結んだ際にも話題となったが、実は話題になったのはこの時だけだ。ブランクが長かった影響もあるのか、ボニーは移籍早々にハムストリングを負傷。NECナイメヘンとしては後半戦の戦力になってほしかったはずだが、結局リーグ戦の出場は1試合のみ。カップ戦と合わせて40分しかプレイせぬままシーズンを終えてしまった。

仕方のないことだが、オランダ『Soccernews』によればNECナイメヘン側に契約延長の意思はない。久々の復帰が40分のみで終わってしまうのは寂しいが、ここからの復活は難しいか。

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