好調リヴァプールで中盤を支えるマエストロ 今季チームにフィットし中盤から流れを支配

リヴァプールでも存在感を発揮 photo/Getty Images

チアゴの貢献度が大きい

今季は4冠の可能性を残すリヴァプールは、クラブOBで現在アストン・ヴィラの指揮官を務めるスティーブン・ジェラード監督が「歴代最強だ」と各紙で語っているように、驚異的な強さを誇っている。前線にパワーを出させている中盤の戦士がチアゴ・アルカンタラだ。

昨季バイエルンから加入したチアゴだが、リヴァプール1年目は怪我の影響もあり、本来の調子を見せることはできなかった。そんな昨シーズンを経て戦う今季は、チームの主力として活躍。第37節時点でプレミアリーグ24試合1ゴール3アシストを記録している。

パス精度の高さを遺憾なく発揮するチアゴは、ボールを持った時に空気を落ち着かせたかと思えば一気にスピードをアップさせるなど、独特なリズムでリヴァプールの流れを支配している。中盤の強度を保ちながら、キックで存在感を見せる選手は他にいないため、彼はチームにとっても貴重なプレイヤーなのだ。

さらに守備の高さでも高いパフォーマンスを発揮し、ユルゲン・クロップ監督の下で出場機会を与えられているチアゴ。データサイト『SofaScore』によれば、1試合のタックル成功数が「1.9」とほぼ1試合で2回はタックルに成功させ、ボールを奪っている。彼の貢献度は攻守にわたっており、チアゴのフィットがリヴァプールの中盤に大きな力を与えている。

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