大きすぎるリュディガーの穴は20歳が埋める? ライプツィヒで輝く攻守両面で“規格外”なDFヨシュコ・バルディオル

今季ライプツィヒで印象的な活躍を残すバルディオルにステップアップの話が出てきた photo/Getty images

5大リーグ1年目でも苦戦せず大活躍している

ようやく新オーナーが決まりそうなチェルシー。米大リーグのドジャーズの共同オーナーを務めるトッド・ホーリー氏らのグループが買収することで合意したと発表しており、今月下旬に正式な発表があると見られている。

オーナーが決まれば来夏に向けて移籍市場で動くことができる。特に最終ラインはすでにアントニオ・リュディガーのレアル・マドリード行きで合意ともいわれており、今季の3バックは来季見られない可能性が高い。

そこで候補に挙がっているのが、セビージャのジュール・クンデ(23)とライプツィヒのヨシュコ・バルディオル(20)、ナポリのカリドゥ・クリバリ(30)である。英『football.london』によればリュディガー、セサル・アスピリクエタ、アンドレアス・クリステンセンの退団に備え、彼らをリストアップしていると報じている。その中でバルディオルは優先事項とされており、トーマス・トゥヘル監督が特に評価している選手だと考えられる。

母国クロアチアの名門ディナモ・ザグレブで評価を高め、今季ライプツィヒにやってきたバルディオル。非常に若い選手だが、今季はリーグ戦29試合に出場して2ゴール2アシストを記録している。ライプツィヒは3バックを使うことが多く、バルディオルは3バックの左で起用されている。サイドバック、ウイングバックでもプレイできるユーティリティを持っており、左サイドのスペシャリストとしてドメニコ・テデスコ監督に重宝されている。

ビルドアップでは左足から高精度のパスを供給し、守備面では対人性能の高さを持つ現代的なDFのバルディオル。特に守備スタッツではインターセプト数51回、タックル成功数47回、地上戦でのデュエル勝利数118回と多くの項目でチーム上位の成績を残しており、存在感を放っている。推進力のあるドリブルも魅力的であり、成功数37回はチームで2番目。3バックの選手が残す記録ではない。

リュディガーが抜けることもあって戦えるファイターのようなCBが欲しいチェルシー。バルディオルのキャラクターはそれにピッタリであり、大ベテランチアゴ・シウバらと共に来季チェルシーの最終ラインを守ることになるのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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