“電光石火のファティ”が魅せる不思議な力 20分以内でネットを揺らしてくる男はスペインのエースになれる

バルサを背負っていくべきファティ photo/Getty Images

日本代表も要注意だ

負傷で長期離脱していたFWアンス・ファティが戻ってきた。7日に行われたリーガ・エスパニョーラ第35節のレアル・ベティス戦ではさっそくゴールも奪っており、バルセロナのサポーターはこのときを心待ちにしていたことだろう。

負傷もあって今季リーグ戦では243分間しかプレイ出来ていないのだが、ファティは4ゴール1アシストの数字を残している。19歳という年齢を考えれば十分すぎる数字だ。

少し不思議な魅力として、なぜかファティは出場してからすぐにゴールを奪うパターンが多い。今回のベティス戦は15分間の出場で1ゴール奪っているが、これだけではない。

今季の9月に行われたレバンテ戦は9分間の出場でゴール、10月に行われたバレンシア戦は前半13分にゴール、1月のセルタ戦は前半5分にゴールを挙げており、今季リーグ戦で決めた4ゴールはすべて出場から20分以内で決めていることになる。

この傾向はデビュー当初からあり、2019年8月のオサスナ戦は後半から出場し、6分後の51分にゴール、2019年9月のバレンシア戦は前半2分、12月のチャンピオンズリーグ・インテル戦は5分間の出場でネットを揺らしている。

電光石火のファティとも言うべきか。短い時間で結果を残せるのは得点力の高さの証明にもなるはずで、途中出場からでも結果を残せるのは心強い。若い選手はこうした短時間の中で結果を残していかなければ指揮官の信頼を勝ち取れない。

この高速の決定力こそファティに特別な魅力を感じる1つの理由であり、バルサの10番を背負ってレジェンドプレイヤーになれるのではと期待させられる。

改善すべきは怪我のみで、フルシーズン戦えれば数字はかなり上がってくるはずだ。それこそ来季にはクラブのエースになってほしい。

またファティはスペイン代表選手でもあり、今年のワールドカップ・カタール大会でスペインと日本代表は同じグループに入っている。ファティがピッチに入ってきた際には、最初の20分間に要注意ということだ。電光石火のファティの餌食にならぬよう日本の最終ラインも気を配る必要がありそうだ。

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