サラーは今季得点王を逃すことになる? 2022年絶好調なソン、ロナウドが見せる驚異的な追い上げ

ここにきて驚異的な追い上げを見せるクリスティアーノ・ロナウド photo/Getty images

試合を重ねるごとに差は縮まっていく

21-22シーズンも終盤に迫ったプレミアリーグだが、今季は優勝争いに並んで得点王争いが面白い。現時点では全チームが34試合を消化しており、残り4試合で全日程が終了する。

現時点でのランキングは1位リヴァプールのモハメド・サラー22点、2位トッテナムのソン・フンミン19点、3位マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウド18点と接戦である。4位のリヴァプール、ディオゴ・ジョタは15点と少し離れており、上位3名でゴールデンブーツを争うことになる。

得点ランキングの争いが白熱することになる主な理由として現在の首位サラーの直近のゴールの少なさにある。4月19日のマンチェスター・ユナイテッド戦で2ゴールを決めたが、それ以前になると3月のブライトン戦までさかのぼる必要がある。CLラウンド4、2ndレグのビジャレアル戦では勝利に貢献するパフォーマンスを披露したように決して不調ではないが、以前のように絶対的ではなくなってしまった。アシストは記録しており、得点に絡めているが、リーグ戦でゴールを伸ばせなければ難しいか。

サラーとは反対にソン、ロナウドは好調である。特に2022年になってからはゴールを量産しており、ソンは11ゴール、ロナウドは10ゴールである。

ソンとしては自身の好調もそうだが、ハリー・ケイン、デヤン・クルゼフスキと頼れる味方がいるのが心強い。特にケインとのコンビ抜群であり、ソンがストライカー、ケインがチャンスメイカーになって相手ゴールに迫る。

ロナウドはチームが不調だが、それすら跳ね返せることをここまで証明している。ユナイテッドはCL、FAカップ、カラバオカップで敗退しており、現在はプレミアリーグのみを戦っている。基本的に週に1度のゲームであり、十分に休みを取った状態で試合に向き合うことができる。今季ハットトリックを達成したトッテナム戦、ノリッジ戦では共通して試合間の休みが多く、コンディションを整えゴールを量産した。だが、ロナウドのユナイテッドは残り2試合となっており、トッテナムとリヴァプールより消化試合が多い。

ゴールから遠ざかっているサラーに対し、量産中の2人。今後誰が得点王になるかは予想が難しく、今後のゲームに期待したい。

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