中堅クラブで《7シーズン連続14ゴール》は偉業だ 計180ゴールも決めるアスパスは止められない

セルタで活躍を続けるアスパス photo/Getty Images

その一貫性は絶賛されるべき

ビッグクラブで大成功を収めたというわけではないが、それだけがサッカー選手のキャリアではない。子供の頃より慣れ親しんできた街のクラブで長くプレイするのも素晴らしいサッカー人生だ。

セルタのエースであり続ける34歳のFWイアゴ・アスパスはそうしたキャリアを歩んでいる代表的な選手であり、彼は永遠に街のスターだ。

17日に行われたアスレティック・ビルバオ戦でもネットを揺らし、今季リーグ戦での得点数は14点に到達。アスパスの凄いところは継続性にあり、これで2015-16シーズンからリーガ・エスパニョーラで7シーズン連続で14ゴール以上決めたことになる。
スペイン『Mundo Deportivo』によれば、リーガで7シーズン連続14ゴール以上を達成しているのはバレンシアで活躍した故エドムンド・スアレス氏、アスパスと同じセルタやレアル・マドリードで活躍した故パイーニョ氏、ヴィッセル神戸でも活躍してくれたFWダビド・ビジャ、現パリ・サンジェルマンFWリオネル・メッシ、マンチェスター・ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド、アトレティコ・マドリードFWルイス・スアレスに続いて7人目のことだという。

アスパスはリヴァプール、セビージャでプレイしていた期間があったが、アカデミー時代はセルタで過ごしている。不思議と他クラブでは上手くいかなかったが、2015年に古巣セルタへ復帰してからはゴールを量産している。

クラブ歴代得点ランキングでも1位を独走しており、通算得点数は180点に達している。34歳とベテランに入っても数字が落ちていないのが凄いところで、チームも2012-13シーズンからは1部残留を継続できている。これもアスパスの貢献が大きいだろう。今季も11位と残留は確実だ。

クラブとの契約は来年まで残っているが、今の状態ならもっと長くプレイできるはず。セルタのサポーターもそれを望んでいるはずで、アスパスはクラブの象徴となっている。

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