大一番で稼働できる本職SBが“1人”だけの可能性も…… ドルトムントが直面する離脱者多すぎ問題

ローゼ監督はこの窮地をどう乗り越えてくるか photo/Getty Images

シュルツもパスラックも負傷

2021-22シーズン、ここまでブンデスリーガで2位につけるドルトムント。首位を走るバイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差は現時点で6ポイント。残り試合は少なくなってきたものの、まだ逆転の可能性は残されていると言っていいだろう。

そんななかで、現地時間4月2日に行われるRBライプツィヒ戦は重要だ。今季前半戦こそ低迷していた同クラブだが、シーズン途中にドメニコ・テデスコ監督が就任してからは好調をキープしている。現在のライプツィヒは例年通りの力を発揮していると言ってよく、ドルトムントにとってはここが優勝戦線に残れるかどうかのキーポイントとなってくることだろう。

しかし、そういった状況にもかかわらず、ライプツィヒ戦のドルトムントは満身創痍の状態で試合に臨まなければならないかもしれない。問題となっているのは怪我人の多さ。なかでも、左右のサイドバックが野戦病院化しており、本職とする選手たちが悉く離脱を強いられることとなっているのだ。
現時点で稼働できる状態となっているのは、左サイドを務めるラファエル・ゲレイロのみ。独『Spox』によると、かねてより離脱していたマルセル・シュメルツァーやトマ・ムニエ、マテウ・モレイに加えて、フェリックス・パスラックやニコ・シュルツも筋肉系のトラブルに見舞われてしまったという。パスラックとシュルツの2名は詳細な離脱期間こそ不明ではあるものの、復帰までには数週間を要する見込みだと同メディアは伝えている。代表ウィークを挟んでの試合とはいえ、ライプツィヒ戦に間に合うかは不透明な状況となっているようだ。

マヌエル・アカンジを右サイドバックへと持ってくることでスタメン選びは問題なさそうだが、ライプツィヒ戦は試合中における戦術変更に問題を抱えることとなるかもしれないドルトムント。はたして、マルコ・ローゼ監督はこのピンチをどのように打破しにかかるのか。ただでさえ守備陣の強度が問題視されていたなか、ドルトムントの守備陣はさらに難しい状況に直面することとなっている。

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