トッテナムは4位以内でフィニッシュできる? 際立つケイン・ソンコンビと彼らを支える縁の下の力持ち

トッテナムを支えるケインとソン・フンミン photo/Getty images

5戦で4勝1敗だ

トッテナムは21日にウェストハムと対戦。勝ち点は同じく48ポイントとなっており、CL出場権を獲得できる4位以内を目指すうえで負けられない一戦となった。

先制したのはホームチームだ。クルト・ズマのオウンゴールを誘発してリードを得ると絶好調のソン・フンミンが追加点をゲット。その後失点を喫するも、終盤に再びソンがゴールネットを揺らし、勝ち点3を獲得している。これで4位アーセナルとの勝ち点差は3ポイントとなった。同じく上位対決のマンチェスター・ユナイテッド戦では敗れてしまったスパーズだが、その後のブライトン戦、ウェストハム戦でしっかりと勝ち切り、勝ち点6を獲得している。

今季は不安定さの目立っているスパーズだが、プレミアでは直近5試合で4勝1敗と好調だ。その大きな要因として考えられるのはハリー・ケインとソンの強力なコンビだ。昨季も彼ら2人で64ゴールに関与しており、今季も彼らが好調であればここまで崩れることはなかったが、ケインは絶不調、ソンは怪我とこのコンビが揃わない期間何度かあった。

それでも、ケインは復調し、ソンもここ最近は怪我なくやれている。そうなると彼らは止められない。ハマーズ戦ではズマのオウンゴールを含め全3ゴールにケインとソンが関与している。やはり、ケインのトップ下としての動きとソンのストライカーとしての動きがかみ合っており、ハマーズ守備陣は手も足もでなかった。

また、ケイン、ソン以外の成熟もここ最近の安定感につながっているか。あれだけ脆かった守備陣はクリスティアン・ロメロ、エリック・ダイアー、ベン・ディビスのトリオが固定化されてきており、彼らから上質なボールが出る回数が増えた。それは中盤も同じであり、ロドリゴ・ベンタンクールが中盤でパサーとして輝くことでケインの降りる回数が減り、より前でプレイできるようになっている。ロドリゴと同時期にやってきたデヤン・クルゼフスキもベンタンクール同様にケインの負担を減らしている。

下位クラブ相手に勝ち点を取りこぼすことが多かったスパーズだが、ここ2戦は見違えるものがある。前述したようにアーセナルとの勝ち点差は3ポイントであり、まだ4位以内でのフィニッシュは諦めなくて済みそうだ。

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