無得点でもドルトムントの前線には欠かせない マレンは強引に突破口をこじ開ける

ビーレフェルト戦でも存在感を示したマレン photo/Getty Images

結果はいずれついてくるはずだ

直近のブンデスリーガ10試合では2得点。ストライカーとして、やや物足りない数字であるのは間違いない。しかし、ドルトムントの前線で奮闘している男に対する周囲の評価は決して低くないはずだ。ゴールこそなくても、昨今のオランダ代表FWドニエル・マレンは悪くないパフォーマンスを見せている。

その様子は現地時間13日に行われたブンデスリーガ第26節のビーレフェルト戦(○1-0)でも見て取れた。この試合に先発出場したマレンは63分までのプレイとなったが、そのなかでは非常に印象的なパフォーマンスを披露。9分と59分にはポストを叩く惜しいシーンを演出し、40分にもパワフルなキープからフィニッシュに持ち込む場面が。結果的に得点を奪うことこそ叶わなかったが、随所で強引に決定機を作り出すプレイぶりを見せてくれた。要所要所で見せる積極性は非常にポジティブなものだったと言っていいだろう。

加えて、ここ最近のデータサイト『SofaScore』による1試合平均採点でも悪くない数字を記録しているマレン。直近のリーグ戦5試合では「7.12」という数字をマークしており、得点こそなくても高い貢献度を誇っているのは窺い知ることができる。今季のドルトムントはアーリング・ハーランドの度重なる離脱に悩まされている節もあるが、それでも2位につけることができているのはマレンの貢献によるところも大きいはず。
無得点でも、ストライカーとしては十分相手の脅威となっているマレン。今はややゴールから遠ざかっていても、このパフォーマンスを継続していればいずれ結果はついてくるだろう。ドルトムントの攻撃を活性化させるオランダ代表FWのプレイからは今後も目が離せない。

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