長谷部や鎌田と共闘する“絶対に守備をサボらない男” コロンビア代表FWが見せる献身性

フランクフルトの前線で重要な役割を担っているボレ photo/Getty Images

プレス回数は欧州5大リーグ最高級

近年、一般的に“点取り屋”と呼ばれる選手にも守備のタスクを求めるのは当然になってきた。現代サッカーにおいて、もはや守備の仕事を免除されている選手はほぼいない。ストライカーには得点を狙うことに加え、チームの歯車として機能することも求められる時代が到来したのだ。

そんななか、ドイツでその献身性が各方面から称えられている選手がいる。その選手とは、フランクフルトに所属するコロンビア代表FWラファエル・サントス・ボレ(26)だ。今季はここまでブンデスリーガ19試合の出場で6ゴール5アシストを記録しているボレ。ストライカーとしてはまずまずの成績だが、「彼の貢献度は似たような成績の選手と比較にならない」と独『Spox』は主張する。その最大の理由が、彼の卓越した守備意識なのだ。

前線での守備を決してサボらず、常に相手ボールホルダーにプレッシャーをかけ続けるボレ。その献身性を表すデータもきっちりと集計されており、データサイト『FBref』によると、今季リーグ戦において同選手がアタッキングサードでプレスを敢行した回数は驚異の219回。これは欧州5大リーグトップの数字で、200回以上をマークしているのはボレただ一人だ。なお、2位にランクインしているのはヴォルフスブルクのオランダ代表FWボウト・ベグホルスト(193回)となっている。
たとえ実際にボールを奪えそうなチャンスが限られていても、相手に何度も猛然とプレスをかけ続けるコロンビア代表FW。ボレがひたむきにボールを追い続けることによって、フランクフルト守備陣の負担は大幅に減っているはずだ。人一倍走り続けるボレのプレイぶりには今後も注目しておきたい。

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