スポーツディレクターとしての一面も持つ
新監督にラルフ・ラングニックが就任し、新体制となったマンチェスター・ユナイテッド。前線からの守備が整備されるなど、早くもその手腕が発揮されており、21-22シーズン後半戦に期待が高まる。
もう一つ、注目したいのはラングニックが欲しがる選手だ。彼は戦術家として知られる指揮官だが、チームの移籍を管理するスポーツディレクターを務めていた過去を持つ。実際にマンUでは今季の末まで監督としてチームを指揮し、その後はスポーツディレクターとなる契約だといわれている。
現状獲得したい最優先ポジジョンは中盤でハードワークできるタイプだが、どんなプレイヤーを求めるのか。
英『The Sun』では赤い悪魔が関心を示すブンデスリーガに所属する4人の若者を紹介している。
一人目はレヴァークーゼンのMFフロリアン・ヴィルツ(18)だ。攻撃的なポジションでプレイする18歳の選手だが、既にチームでは主力級の存在となっている。今季は既に5ゴール8アシストと数字もついてきており、移籍金は約100億円を超える可能性があるといわれている。しかし、他クラブも狙う超人気銘柄であり、争奪戦は必至だ。
次は今季14位と大苦戦中のボルシアMGからDFルカ・ネッツ(18)だ。左サイドバックを本職とする選手だが、左サイドハーフでもプレイ可能であり、クラブでは[3-4-3]の左ウイングバックを任されている。U-21のドイツ代表であり、ルーク・ショーの控えに獲れればベストか。
3人目はDFエリック・マーテル(19)だ。現在はライプツィヒからオーストリアのアウストリア・ウィーンに貸し出されている。所属クラブではセンターバックで起用されているが、中盤の底でもプレイ可能であり、33歳となったネマニャ・マティッチとの後釜となる可能性もある。
最後はドイツ1部日本代表の浅野拓磨が所属するボーフムのベラ・コシャプ(20)だ。センターバックを本職とする選手であり、今季は8試合に出場している。190cmの大きな体躯が彼の武器であり、チェルシーから関心を寄せられる逸材だ。
この4選手は基本的に若く、ヴィルツ以外は最終ラインの選手だ。そのことからもラングニックが守備のテコ入れを考えていることは明白であり、来夏の移籍市場で前述した選手が加わることになるのだろうか。