たった半年で新たな挑戦は終了? アヤックスを飛び出した19歳にまさかの“出戻り計画”

今冬アヤックスへの復帰計画が浮上しているブロビー photo/Getty Images

今季はライプツィヒに加入するも……

今季は大きな希望を持ってドイツ・ブンデスリーガへとステップアップを果たしたはずが、その挑戦はたった半年で終了となってしまうのだろうか。今夏勢いよくアヤックスを飛び出したものの、RBライプツィヒのFWブライン・ブロビー(19)には早くも古巣復帰の噂が浮上している。

昨季限りで満了を迎えたアヤックスとの契約を更新せず、半ば強引にオランダの強豪からライプツィヒへと向かったブロビー。しかし、2021-22シーズンの同選手は新天地でここまで公式戦14試合の出場にとどまることとなっている。リーグ戦でのスタメン出場もわずか1試合となっており、状況は厳しいと言わざるを得ない。

そういった状況下で、浮上しているのが古巣への復帰計画だ。蘭『De Telegraaf』によると、ライプツィヒでの現状に不満を持っているブロビーは、代理人を務めるミーノ・ライオラ氏を共に冬の移籍市場におけるアヤックス帰還の道を模索しているとのこと。ライプツィヒも本人が移籍を希望すれば、それを引き留めはしないという。そんななか、ライオラ氏は次のようなコメントを残している。
「この状況が続くのであれば、彼にとって最良の選択はアヤックスに戻ることだと思う。最終的には本人の判断に任せるがね。もちろん、このような状況になったのはブロビー自身にも責任があると思うよ。だけど、この移籍自体は失敗ではなかったと考えている。現在ドルトムントでプレイするジュード・ベリンガムやアーリング・ハーランドを見てほしい。彼らの例もあるように、若いうちから強いクラブでのプレイを経験するのは必ずしも悪いことではないんだ」(蘭『NRC』より)

とはいえ、アヤックス側がこの復帰希望を受け入れるかどうかは微妙と言わざるを得ない。今年初め頃、同クラブは再三にわたって契約延長オファーを提示したものの、ブロビーはそれを振り切ってライプツィヒへと向かった経緯がある。「いまさら戻してくれと言われても……」という気持ちはどこかにあるだろう。

はたして、ブロビーは今季後半戦にどこでプレイすることとなるのだろうか。アヤックスがこの出戻り計画をどう考えているかはまだわからないが、19歳の去就には今後も注目したいところだ。

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