ガンバ大阪の黄金期を支えたMFがフリーに ポリバレントな42歳の来季は

マンU相手にも1得点を記録 photo/Getty Images

今治を退団した橋本

FC今治は今季限りでの橋本英郎との契約満了を発表しており、JFAが更新した最新の「移籍リスト」にも橋本の名前が載っている。今季で42歳となった同選手は来季どのクラブでプレイするのだろうか。

橋本はガンバ大阪のアカデミーで育ち、不動の中盤としてレギュラーに定着。西野朗監督の下、J1初優勝やAFCチャンピオンズリーグ制覇に貢献し、2008年にアジア王者として出場したFIFAクラブワールドカップでは、準決勝で対戦したマンチェスター・ユナイテッドから得点を決めるなど、G大阪の黄金期を支えた。

2012年にヴィッセル神戸へと移籍すると自身初のJ2も経験。2015年からはセレッソ大阪や長野パルセイロでもプレイすると、東京ヴェルディを経て2019年にFC今治へと加入した。今季も前半戦は主力として活躍するも、右鎖骨骨折による手術で3ヵ月の離脱を余儀なくされると、第18節の藤枝MYFC戦を最後に出場はなかった。

本職はボランチではあるものの、豊富な運動量と卓越したパスセンスでG大阪時代は2列目でもプレイ。またボール奪取能力やカバーリング力にも長けており、神戸ではCBも経験するなど、数多くのポジションで主力を勝ち取ってきた“ポリバレント”なプレイヤーだ。

現在42歳となった橋本だが、どんなチームにおいても彼のような多くのポジションをこなせる選手は貴重な存在となるだろう。さらには経験豊富な彼のプレイや姿勢は多くの選手の手本となるはずだ。来季はどのクラブでプレイするのか、現役を続ける姿に期待したい。

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