[MIXゾーン]オルンガ&江坂の退団だけではない“低迷の要因” 今季のレイソルに足りなかったもの

大分戦後、終始険しい表情で今季の反省を口にした古賀 photo/スクリーンショット

古賀「一人ひとりの考えにズレがある」

12月4日に行われた明治安田生命J1リーグ最終節にて、柏レイソルはホーム・三協フロンテア柏スタジアムに大分トリニータを迎え入れた。柏としては今季の最終戦を白星で終えたかったところだが、結果はすでに降格の決まっていた大分相手に3失点を喫して2-3で敗戦。後半に入ってから一時はリズムを取り戻したかのようにも思えた同クラブだが、あとひと押しが足りなかった。

これで最後の2試合は連敗という形で2021年シーズンを終えたレイソル。これで最終順位は15位。昨季こそ昇格1年目にしてリーグ戦7位フィニッシュやルヴァンカップ準優勝など奮闘を見せたものの、それに続く今季は不本意な成績でシーズンを終えることとなっている。

こうなった大きな要因として考えられるのは何か。真っ先に思いつくのはFWオルンガやMF江坂任の退団だが、その一方ではチームの意思統一が徹底しきれていなかったことも気になった。失点後にバランスを崩してまでそれを取り返しに行くのか、それともまだ時間があるなかで焦らずに失点前のプランを継続するのか。そういった局面で、選手個々の判断がバラつく時間は少なくなかった印象が強い。

実際、今季は試合後にこの部分に関する反省を述べていた選手も多い。なかでも、第16節のヴィッセル神戸戦(●1-2)後にMF椎橋慧也が残した「0-1のままゲームを進めても全然悪くなかったと思いますし、あと45分あるなかで自分たちがどうやるか。そのような部分でチームの共通意識を持っていかなければと思います」というコメントは印象深い。オルンガや江坂の抜けた穴も大きかったが、より大きな問題となっていたのはこちらのほうか。

そして、この問題点については、DF古賀太陽も大分戦後に反省を述べている。今季は後半戦からキャプテンマークを巻く試合も多かった古賀。はたして、若きディフェンスリーダーは後方からチームを見るなかでどのようなことを感じていたのだろうか。

「3バックでも4バックでも、うまくフリーマンを作りながら相手を剥がしていくという作業ができていなかったですし、そこを意識的にやっていくことが必要だと思います。ポジショニングひとつで解決できることに目を向けることができていないのはすごく問題。やはり、個々がどのポジションに立つのかというのは、もっと全員が考えてやっていくべきだと考えています」

「一人ひとりの考えにズレがあるし、そういった部分の共有ができていなかったことが今シーズンの結果に出ました。そのような面が、うまくいった試合とそうでなかった試合がバラバラだった要因なのかなと思います。うまくいったときは、何が良かったのかをもっと追求しながらやっていかなければなりません。毎回同じような戦術を採用してくる相手に対しても、苦手意識を持っていることが少なくない。問題あることを修正していくという作業は必要だと思います」

戦術がうまくハマった試合と、ハマらなかった試合における内容の差が激しかった今季のレイソル。はたして、来季の彼らはこの課題を克服することができるのか。この反省を活かし、2022年シーズンは華麗なる復活を遂げてほしいところだ。

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