プレミアのタイトルレースに直結する冬の過密日程 ここで差を付けるのは充実した戦力を持つあのビッグクラブ?

あんなに多かった怪我人もフェラン・トーレスのみとなっているマンチェスター・シティ photo/Getty Images

怪我人もチームに戻ってきている

21-22シーズンのイングランド・プレミアリーグも中盤戦に突入しており、各地で熱戦が繰り広げられている。その中でも上位3クラブであるマンチェスター・シティ、リヴァプール、チェルシーは既に勝ち点を30ポイントに乗せており、4位ウェストハムに大きく差を付けている。どのクラブも今季の優勝候補に挙げられており、どこが最初に抜け出すのか楽しみだ。

そんなプレミアだが、やはり怪我での離脱が心配だ。特に上位のクラブは週末にプレミアを戦い、ミッドウィークにはCLやカップ戦を消化する必要がある。休みがあるとはいえ、そこでコンディションを崩す選手は多いだろう。前述したブルーズはエンゴロ・カンテやトレヴォ・チャロバーと主力に怪我人が相次いでおり、ここで勝ち点を落とすようなことがあれば、タイトルレースに響くことになる。

このように難しい状況に陥りやすい12月のプレミアだが、現在首位のマンチェスター・シティは怪我人がフェラン・トーレスのみとなっている。ケビン・デ・ブライネが新型コロナウイルスに感染し、フィル・フォーデン、ジャック・グリーリッシュ、カイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、イルカイ・ギュンドアンらが起用できない時期もあった同クラブだが、3-1で勝利したワトフォード戦ではトーレス以外の選手が戻ってきている。デ・ブライネは11月6日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦以来の復帰となっており、頼れるエースが戻ってきた。

一気に選手層が戻ったシティだが、今の状況は有利だ。チェルシーは怪我人が続出したことで直近のウェストハム戦を落としている。リヴァプールは勝ち点こそ落としてはいないが、依然ロベルト・フィルミーノやハーヴェイ・エリオットといった主力が離脱しており、何より年明けに予定されているアフリカネーションズカップではモハメド・サラーとサディオ・マネを欠くことになる可能性がある。レッズの攻撃を支える中心人物であり、戦力は一気に落ちるだろう。

ライバルたちが今後に不安を抱える中で充実した戦力層を見せているシティ。CLでも既に決勝トーナメント行きを決めるなど、そこでも主力を休ませることができ、この過密日程の中でシティが頭一つ抜け出すことになるのか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ