やはり5大リーグで見たかった…… “35歳”になったモンスターFWは今も制御不能

ブラジルに戻っても得点を量産するフッキ photo/Getty Images

ブラジル国内リーグをいきなり制覇

本当に欧州5大リーグでプレイしていればどうなったのだろうか。

どうしてもその想像をしてしまうのが、Jリーグでもプレイしたブラジル人FWフッキだ。

サッカー界屈指のパワー自慢であるフッキには欧州主要クラブも目をつけてきたが、日本を離れてからのフッキはポルトガルの名門FCポルト、ロシアのゼニト、中国の上海上港と渡り歩いてきた。5大リーグではプレイしていないのだ。
ややもったいないキャリアではあるものの、所属してきたクラブでは常に結果を出してきた。それは今年の1月に加入した母国ブラジルのアトレチコ・ミネイロでも変わらない。35歳になった今も怪物ぶりは健在なのだ。

チームは1971年以降リーグ制覇がなかったが、フッキはアトレチコ・ミネイロにいきなりリーグタイトルをプレゼントしたのだ。

アトレチコ・ミネイロはすでに今季のリーグ制覇を決めており、フッキは現時点で得点ランク1位に立っている(18ゴール)。フッキが優勝へ大きな原動力となったのは間違いない。

カップ戦なども含めると、今季のフッキは64試合に出場して33得点13アシスト。国内リーグではフラメンゴ、パルメイラス、コリンチャンスといった名門が優勝を続けてきたが、それを35歳のフッキが止めたことになる。

フッキは日本でこそリーグタイトルを獲っていないが、ポルトでは3度、ロシアと中国でも1度ずつリーグを制覇している。ブラジルでもリーグ制覇を達成することになり、優勝請負人的存在だ。

35歳とベテランになったが、まだ欧州で活躍できるレベルのコンディションを維持しているのだろう。1度でいいから5大リーグでプレイしてほしかったと多くのサッカーファンが思っているはずで、上手くいけば世界トップクラスのストライカーとの評価も得られたはずだ。

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