横浜F・マリノス流を欧州で 古橋活かす《ポゼッション率72.8%》の脅威

攻撃陣が好調のセルティック photo/Getty Images

スコットランドでも哲学は変わらない

2019年にJ1を制した横浜F・マリノスの再現をといったところか。

マリノスを超攻撃型チームに仕上げた当時の指揮官アンジェ・ポステコグルーは、スコットランドの名門セルティックでも独自のカラーを貫いている。

ポステコグルー率いるマリノスはポゼッション率の高いチームになっていたが、それは現在指揮するセルティックでも変わらない。現時点でセルティックは国内リーグで平均72.8%ものポゼッション率を記録しているのだ。これはダントツでリーグトップだ。

パスも90%はショートパスで構成されており、ショートパスは1試合平均643本もある。ポステコグルーがポゼッションをベースとしたスタイルに強烈なこだわりを持っていることが分かる数字と言えよう。

興味深いのは、その姿勢がヨーロッパリーグでも貫かれていることだ。ヨーロッパリーグではレアル・ベティス、レヴァークーゼンと、格上と考えられるクラブとも対戦している。しかし、いずれのゲームもポゼッション率はセルティックが上回っていたのだ。前回のレヴァークーゼン戦は0-4でセルティックが敗れているが、ポゼッション率は55%もあった。

結果はどうあれ、ポステコグルーはマリノスでも同じ姿勢を貫いてきた。おそらくは対戦相手がバルセロナやレアル・マドリードであったとしても同じスタイルで戦うのだろう。

国内リーグでは1試合平均シュート数もリーグトップの20.1本を記録しており、MFデイビッド・ターンブリ(3.5本)、FWジョタ(2.9本)、リエル・アバダ(2.4本)、そして古橋(2.1本)と、平均シュート数が2本を超えているプレイヤーが4人もいる。

古橋はそのチームスタイルのおかげもあってか、ここまでリーグ戦だけで7得点と好調だ。

現時点でセルティックはリーグ最多の30得点を奪ってリーグ2位につけているが、4ポイント差で追う昨季王者レンジャーズを捕まえられるのか。攻めて攻めて攻めまくる。ポステコグルー流での王座奪還へセルティックの戦い方がブレることはない(数字は『WhoScored』より)。

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