GKの足を止めたリヴァプールの巧妙なFK A・アーノルドの高精度キックがさく裂

FKでゴールを決めたA・アーノルド photo/Getty Images

前半のうちに同点に追いついた

リヴァプールはプレミアリーグ第11節でウェストハムと対戦し、2-3と敗戦した。しかしチームの1ゴール目を記録したトレント・アレクサンダー・アーノルドのFKは、非常に精度が高く計算された得点だった。

1点を先行されたリヴァプールは、41分にペナルティエリア付近でファウルを受けると、FKのチャンスを得る。ボールの前に立ったアレクサンダー・アーノルドは、一度隣にいたモハメド・サラーへとパスを出す。同選手が止めたタイミングで蹴り出して、ゴール右へと決めた。

GKのタイミングをずらすためによく用いられるこのプレイだが、一度アレクサンダー・アーノルドが右に蹴ることでキックのスタート地点も当然ながら少し右にずれる。それを利用した同選手は、右隅へと巻くように蹴り込んでゴールネットを揺らした。このキックにGKは一歩も動けず、ただゴールに吸い込まれるボールを見送ることしかできなかった。
タイミングをずらすだけでなくキックする地点をGKから離し、アレクサンダー・アーノルドの精度の高いキックが外から内側へと巻いてゴールに吸い込まれたため、GKの動きすらも止めた。経験豊富なウカシュ・ファビアンスキでも、このFKに成す術なしといったところだった。

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