日本代表が大きくなるには10番の成長が必須 香川越えのポテンシャル秘める南野拓実は移籍するべき

南野拓実は移籍するべきなのか photo/Getty Images

光るものはある

先日行われたオーストラリアとのアジア最終予選。日本代表は2-1で勝利し、勝ち点3を積み上げている。序盤から既に2敗していただけにここでの白星は大きい。11月にはベトナム戦、オマーン戦が控えており、2連勝に期待だ。

このように良い形で今回の代表ウィークを終えることができた日本代表だが、10番である南野拓実は直近での最高のパフォーマンスだったか。

左ウイングで起用されると、中にポジションを取ることで左サイドバックがオーバーラップできるスペースを生み出しており、攻撃を活性化させていた。ボールを持った際にも伊東純也からパスを受け逆足である左足から強烈なミドルシュートを放っている。枠は捉えていたが、惜しくもGKマシュー・ライアンに防がれてしまった。どうしてもあの場面からシュートにもっていける日本人選手は少ないが、さすが南野といったところか。

しかし、所属クラブでは輝けていないのが現状だ。カップ戦での出場はあるが、プレミアリーグでは未だにピッチに立つことはなくベンチを温めている。これに関してはライバルがワールドクラスということもあり仕方ないが、そのリヴァプールに加入しただけのポテンシャルは秘めており、どうにか出場機会を増やしたい。

やはり移籍するのがベストか。26歳とまだまだやれる年齢であり、いつまでもリヴァプールのサブに甘んじるのは非常に勿体ない。継続した出場機会はその選手を成長させることができ、代表で活躍している伊東純也がまさにその例だ。クラブレベルは落ちるがベルギーの名門ヘンクで不動のスタメンであり、先日のオーストラリア戦ではチームの中でも最も存在感ある選手であった。

レッドブル・ザルツブルクで頭角を現しイングランドの名門リヴァプールへ移籍した南野。そのポテンシャルは香川真司に並ぶものがある。しかし、プレミアで最も出場機会を得たのは昨季ローン移籍したサウサンプトンであり、そろそろ真剣に移籍を検討するべきか。

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