勝負を分けた原川力の高精度キック 右足から勝点3を呼び込む2アシスト

原川のキックが流れを変える(写真は柏戦) photo/Getty Images

選手の特徴を活かしたクロスを供給

セレッソ大阪は明治安田生命J1リーグ第19節で北海道コンサドーレ札幌と対戦。3ゴールを奪うなど、YBCルヴァンカップ準々決勝2ndレグのガンバ大阪戦に続き大量得点で勝利した。

この試合でもっとも得点を創出した男が原川力だ。前半ロスタイムにCKから左サイドへと残っていた原川が高精度のクロスを供給。それに反応した藤田直之が頭で合わせて先制点を決める。さらに51分にはCKからニアサイドへ鋭いパスを送ると、松田力のC大阪移籍後初得点を創出して今試合で2アシストを記録した。

勝負の分かれ目となったのが原川のキックだ。自らボールを保持して上げるクロスとセットプレイから蹴り込むクロス、どちらのパターンでもアシストを決めた原川。先制点はファーサイドへ滞空時間の長いのクロスを上げることで、ドンピシャなヘディングシュートを演出することができた。

また2点目では松田の武器である強烈なヘッドを活かすため、ニアサイドへ鋭角に向かっていくボールを供給。力強いヘディングは、GKの手を弾きながらゴールネットへと吸い込まれていった。原川の持ち味であるキックは、C大阪の大きな武器となっている。状況によって蹴り分けることや選手の特徴を活かしたクロスは、決定機を作り出す上で重要な攻撃となるだろう。

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