ハフェルツはMFで勝負させるべき? 来季の起用法に集まる注目

今季は前線で印象的なパフォーマンスを見せたハフェルツだが…… photo/Getty Images

「トゥヘルの采配も素晴らしかったが……」

2020-21シーズンにチャンピオンズリーグを制したチェルシー。シーズン途中から就任したトーマス・トゥヘル監督の手腕が光り、彼らは年明けから破竹の勢いで欧州の頂点へと上り詰めた。指揮官の采配は巧みと言うほかなく、新たなポジションを任されて一気に存在感を示した選手もいた。その代表格といえば、MFカイ・ハフェルツ(22)だろう。

フランク・ランパード前政権下では起用法が安定せず、その能力を存分に活かしきれていない印象も強かったハフェルツ。しかし、トゥヘル監督によって最前線で起用され始めた彼は徐々にチーム内で存在感を発揮。前線での巧みなボールキープやブンデスリーガ時代に見せていた得点力も披露するようになり、終盤戦はチームに欠かせぬ存在となった。CL決勝のマンチェスター・シティ戦でも、値千金の決勝点を挙げたのはこの男。トゥヘル監督就任によって、間違いなくハフェルツの運命は変わったと言っていいだろう。

そんな、最前線での起用で前評判に違わぬパフォーマンスを披露したハフェルツだが、来季のチェルシーはやはり彼を本職の攻撃的MFに戻すべきなのだろうか。かつて西ドイツ代表として活躍したクラウス・フィッシャー氏はトゥヘル監督の采配を称賛しつつも、来季はハフェルツをMFに戻してほしいと次のように語る。

「CL決勝のシティ戦でハフェルツは見事にプレイした。だけど、彼は根っからのCFではない。それは誰もが知るところだ。彼は素晴らしい才能を持っていからそのポジションでもそつなくプレイできたが、今後の成長を考えればMFに戻すべきだと私は思うよ。将来のためにもね」

「トゥヘルの采配も素晴らしかったが、来季の彼のポジションについては少し考え直してほしいという気持ちがある。彼はピッチ上での振る舞いを知っている賢いプレイヤーだが、まだ発展途上。完成された選手ではないということを忘れないでほしい。それに、ハフェルツはMFとして出場しても同じくらいゴールを決めることができると思うよ」(ブックメイカー『NetBet』より)

チェルシーの攻撃的MFにはチームの中心であるMFメイソン・マウントがいるものの、ハフェルツを1.5列目や2列目で並べることは可能なはず。今季はチームのストライカー不足を補うために最前線で起用された節もあっただけに、来季は本職での出場が主になるという可能性も決して低くないだろう。

夏の移籍市場でクラブがCF補強に成功すれば、ハフェルツのメインポジションが攻撃的MFに戻るというシナリオは十分にあり得る。今季FWとしてこれだけのパフォーマンスを見せただけに、完全に本職一本というわけにはいかないだろうが、来季は21歳の起用法にも注目したいところだ。

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