ウォード・プラウズ放出でチームが大きく傾く? セインツが直面する厳しい現実

ウォード・プラウズに退団の噂が流れている photo/Getty Images

放出となれば大黒柱を失うことになる

昨季は南野拓実が所属したサウサンプトン。監督にラルフ・ハーゼンヒュットルを招聘し、昨シーズンはプレミア首位に立つなど、チームとしての成長が目立っている昨今のセインツ。しかし、結果は15位となかなか上位フィニッシュが見えてこない。

そんなセインツにとってネガティブなニュースが飛び込んできた。英『Guardian』によればジェイムズ・ウォード・プラウズにアストン・ヴィラが興味を示しており、交渉が進んでいるようだ。

この情報が本当であればセインツは危機感を持たなければならないだろう。下部組織上がりで現在チームにとって欠かせない存在となっているウォード・プラウズを放出となれば、今夏の補強次第では来季降格争いに巻き込まれる可能性がある。また、アストン・ヴィラはノリッジからエミリアーノ・ブエンディアをクラブレコードとなる移籍金で獲得しており、本気でチームの強化を目指しているようだ。

もし、ウォード・プラウズが放出となれば中盤の構成はどうなるか。今季の起用法を見るにオリオル・ロメウとイブラヒマ・ディアロか。スチュアート・アームストロングの中盤起用もありだが、彼は攻撃面で生きる選手だ。

ロメウに関しては攻守両面で貢献できる選手で来季以降も戦力として考えていいが、ディアロに関しては厳しいか。ウォード・プラウズの展開力があってこそディアロを使えていたイメージが強く、彼の成長次第といったところ。

前述した南野も来季はセインツでプレイすることが濃厚とされており、半年間慣れたチームで自分をどこまで見せられるか。ウォード・プラウズの放出から南野にも出番が回ってくる可能性が高く、来季のセインツに注目したい。

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