ドルトムントが狙う“千の手を持つモンスター” 新守護神候補に浮上する男とは

今季シュツットガルトで印象的なパフォーマンスを披露しているコベル photo/Getty Images

昇格組で躍動する23歳の注目株

2021年夏の移籍市場にて、ドルトムントが優先的に補強すべきポジションはどこか。最も優先すべきとなれば意見は分かれるかもしれないが、GKは間違いなくその候補に入るだろう。今季ドルトムントが苦戦を強いられた大きな理由の一つとして、守護神を固定できなかったことは挙げられる。

ここ数試合はマルヴィン・ヒッツがゴールマウスを守っているものの、開幕からしばらくはロマン・ビュルキが正守護神の座に就いていたドルトムント。そこまで頼りない選手ではないのだが、彼らはいずれもそのパフォーマンスに関してどこか物足りない印象は拭えない。来季同クラブが再び優勝争いに加わりたいのであれば、このポジションには夏の間に手を加えておくべきだろう。実際、クラブもヒッツとビュルキのクオリティには満足していないようで、先日は独『WAZ』も今夏ドルトムントが新守護神の補強に動く可能性が高いと報じている。

そんななかでドルトムントのGK補強における最有力候補とされているのが、シュツットガルトのスイス代表GKグレゴール・コベル(23)だ。独『Sport 1』によると、同クラブの本命はRBライプツィヒのハンガリー代表GKペテル・グラーチ(30)やヴォルフスブルクのベルギー代表GKクーン・カステールス(28)とされるが、現時点で獲得の望みは薄いとのこと。そこで白羽の矢が立ったのが、昇格組ながら今季ブンデスで10位と奮闘するシュツットガルトで正守護神を務めているコベルだったという。

当初の本命ではないとされるが、コベルも優秀なGKであることは間違いない。データサイト『SofaScore』によると、2020-21シーズンの同選手はセーブ数(102回)やパス成功率(79.42%:962本中764本成功)で印象的な数字を残している。同サイトにおける1試合平均評価点も、今季ブンデスで30試合以上に出場してるGK中3番目に高い「6.93」。現地メディアからの評価も高く、先日は独『SWR』も「千の手を持つモンスター。いずれはワールドクラスの守護神になるだろう」と大絶賛している。まだ23歳と若いこともあって、補強候補としては申し分ない選手と言えるだろう。

チームの守備を安定させるためにも、優秀なGKというのは必要不可欠な存在。はたして、来季のドルトムントは新たな守護神を迎えることで、強固なディフェンス陣を形成することができるのか。再びブンデスの頂点を狙うためにも、GKの整備は必須だ。

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