アグエロの後釜はすでにチームにいる “18歳”がマンCにもたらす新たな可能性

デラップは成長に期待がかかる大型ストライカー photo/Getty Images

フォデンに続き下部組織の選手がトップチーム昇格を決めた

10年間、マンチェスター・シティでストライカーのポジションを守り続けたセルヒオ・アグエロが退団を発表。負傷や新型コロナウイルス感染といった理由から離脱が多く、チームの攻撃陣には多大な影響が生じると思われたが、偽9番の導入が思いのほかチームにフィット。悲しいことに世代交代の波を感じるシーズンとなっている。しかし9番の選手がガブリエウ・ジェズスだけというのは、少し心細さを感じてしまう。

英『Manchester Evening News』によれば、マンCの指揮官であるジョゼップ・グアルディオラがリアム・デラップの来季トップチーム昇格を決めたようだ。リアム・デラップは18歳にして今季15試合で20ゴールを決めた期待の若手で、他チームへのレンタルの話もあったが、良き前例となったフィル・フォデンのように自チームで大事に育成するようだ。そんなデラップはプレミアリーグ2と呼ばれる主に23歳以下の選手で構成されたリーグではあるが、目に見える結果は出しており、186cmの大きな体躯もチームに欠けている前線での高さを提供してくれる存在になるはずだ。すぐに活躍とはいかないだろうが、ポテンシャルは十分といったところ、来季のトップチーム昇格は妥当と言える。

「我々は高額なストライカーを買うつもりはない。クラブにはそんな余裕はないよ。他のクラブも財政面では苦労していると思うよ、それは我々も例外ではないね。それにガブリエウやフェランがいるし、偽9番としてラヒームもいる。今後のことはまだわからないけど、来季にストライカーを獲得しない可能性は高いよ」(英『Manchester Evening News』より)

そんな期待の若手の昇格を後押しするように、ジョゼップ・グアルディオラは高額での取引が噂されているボルシア・ドルトムント所属のアーリング・ハーランドについて来季獲得の可能性は低いとコメントを残している。実際、今季は偽9番のスタイルがうまくいっており、ベルナルド・シウバやラヒーム・スターリングといった面々がこの役割をこなすことが出来る。そこに下部組織で結果を残しているデラップの昇格となれば、指揮官の頭の中ではすでに来季の構想は決まっているのかもしれない。

アグエロの退団が決まり今後のストライカー獲得は既定路線なのかと思われたが、来季の前線は現有戦力のみでシーズンを戦い抜くことになりそうだ。とはいえ、今季のアルゼンチン代表FWの稼働数を考えれば、デラップが加わることで新しいオプションとなり、戦力アップが見込めることとなる。指揮官がデラップをどの程度評価しているがわからないが、今後のデラップの活躍に注目したい。

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