マンCで完成してほしい“アウベス2世” カンセロに続く18歳が控えている

ジローナで経験を積むクート photo/Getty Images

スペインで武者修行中

今季バルセロナでは右のウイングバックに入るセルジーニョ・デストがブレイクしており、以前バルセロナで活躍した超攻撃型右サイドバックのダニエウ・アウベスと比較される機会が増えてきた。

今後デストはバルセロナにおけるアウベス2世として注目されていくだろうが、アウベス2世候補はデストだけではない。

ブラジル代表にて本物のアウベスの後継者になり得る逸材と期待されるのが、昨年にマンチェスター・シティ行きを決めた18歳のブラジル人DFヤン・クートだ。
U-17ブラジル代表として2019年のU-17ワールドカップ制覇を経験したクートは、現在マンCからスペイン2部のジローナにレンタル移籍している攻撃的な右サイドバックだ。

ジローナでも出番を得ており、その攻撃性から右のサイドハーフも任されている。ここまではまずまず順調なスタートと言えよう。

クートがいつマンCでプレイ出来るかは分からないが、マンCには名将ジョゼップ・グアルディオラがいる。今季はグアルディオラの指導によってポルトガル代表のジョアン・カンセロが覚醒しており、様々な役割をこなす攻撃型サイドバックとして評価を高めている。クートも同様の指導を受ければ、完成されたサイドバックになる可能性は十分に考えられる。

英『Manchester Evening News』によれば、クートはマンC移籍の理由について次のように語っている。

「グアルディオラは僕にとって最高の監督であり、シティは未来の明るい世界最高のクラブの1つだ。僕にとってはシティがベストチョイスだったんだ」

U-17ワールドカップを制したことでオファーがいくつも舞い込んだそうだが、クートはマンCに賭けた。ブラジルとしてもマイコンやアウベスに続く攻撃型サイドバックに出てきてほしいところで、クートの成長に期待しているはず。

マンC、そしてブラジル代表でアウベス2世は完成するのか。数年後のクートに期待だ。

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