マンUで“49億円の男”がぶち当たる壁 待たれるオランダ代表MFの大逆襲

今季マンUに加入するも、なかなか新天地でプレイタイムを伸ばすことができていないファン・デ・ベーク photo/Getty Images

「気の毒に思う」

2020-21シーズンにここまでリーグ戦23試合を終えて、暫定3位につけるマンチェスター・ユナイテッド。序盤戦こそ少し躓いたものの、彼らは徐々にギアを上げ優勝も見える位置までその順位を上げてきた。この戦いぶりは、見事というほかないだろう。

しかし、そんなチームの中で少し浮いた存在となってしまった選手がいる。昨夏加入したオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークだ。アヤックス時代には高いテクニックと視野の広さを活かしたプレイでチームの攻撃を牽引していた同選手。加入当初はブルーノ・フェルナンデスやポール・ポグバといった選手たちとポジションを争う存在になることが期待されていたが、現時点で彼の立場はかなり怪しいものとなっている。

公式戦での出場数自体は25試合あるものの、プレイタイムが思うように伸びてこないファン・デ・ベーク。ここまでは試合終了間際に投入される試合も少なくなく、出場時間は1042分(1試合平均41.68分)にとどまっている。年末年始のリーグ戦においては、6試合連続で出番がなかったことも記憶には新しいところだ。

そんなマンUで試練のときを迎えているファン・デ・ベークだが、このオランダ代表MFはここから評価を大逆転させることができるのか。クラブOBのガリー・ネビル氏は、23歳の逆襲劇を大いに期待しているようだ。

「個人的に、ファン・デ・ベークは非常に優れた選手だと思うよ。現在は苦戦を強いられているが、私は彼を気の毒に思う。4000万ポンド近く(3900万ポンド:約49億円)もの移籍金で加入してきたのに、ほとんど使ってもらえないからね。今頃、『オレはなんのためにここへ来たんだ』なんて思っているに違いない。スターになるために来たのに、いきなりベンチに追いやられればそう思うのは当然だろう。私は彼の実力を評価しているんだけどね。不憫でならないよ」(Youtubeチャンネル『Webby&O’Niell』より)

十分なチャンスさえ与えれば、ファン・デ・ベークがマンUで輝く可能性は高いと睨んでいる様子のネビル氏。はたしてその予想通り、このオランダ代表MFが赤い悪魔で輝きを放つときはやってくるのだろうか。加入前から厳しいポジション争いにさらされることは想定内だったはずだが、それを踏まえた上でも新天地でチャンスが巡ってこないテクニシャン。不遇のときを乗り越え、ファン・デ・ベークがアヤックス時代のような輝きを放つ日を多くの人が待ち望んでいるはずだ。

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