ミレンコビッチと同じくセリエAを代表する若手DFに
似たような数字を記録している選手として、フィオレンティーナDFニコラ・ミレンコビッチが挙げられる。ミレンコビッチといえばビッグクラブからも注目されている195cmの大型センターバックだが、ミレンコビッチも冨安と同じ57回の空中戦勝利数を記録している。もっとも冨安が空中戦の勝率69.5%なのに対し、ミレンコビッチは86.4%と高い。とはいえ身長差を考えると冨安の勝率も十分に高い。
ミレンコビッチの方はボールリカバリー数も冨安より17回多い159回を記録しており、セリエAを代表する若手センターバックの1人として注目されるだけのことはある。23歳と冨安より1つ年上のミレンコビッチがビッグクラブに引き抜かれる日もそう遠くはないのだろう。
それに近い数字を残している22歳の冨安もビッグクラブに向かうチャンスがあるはず。サイドバックで戦えることを証明しているのも大きく、冨安も現セリエAを代表する若手DFの1人と言っていい。日本だけでなく、アジア史上最高のDFの称号を得るのも不可能ではない。