C・ロナウド、デ・リフト、アルトゥール 王者ユーヴェに本領発揮の準備は整った

王者ユヴェントスは調子を上げていけるか photo/Getty Images

ここからの1カ月が勝負

リーグ開幕から8試合を消化して4勝4分と、アンドレア・ピルロ体制で新たなスタートを切ったユヴェントスはどこか物足りない。黒星こそないが、格下相手に勝ち切れないゲームが目立つなど王者らしくない立ち上がりだ。

しかし、そろそろエンジンがかかり始める時かもしれない。首位ミラン追走へ王者・ユヴェントスの準備は整いつつある。

まず1つはエースのクリスティアーノ・ロナウドだ。21日のカリアリ戦では2得点を挙げてチームを勝利に導いたが、ロナウドが調子に乗ってくると手がつけられない。新型コロナウイルスの影響で離脱していた期間があったが、ロナウド完全復活となればユヴェントスの得点数は自然と増えていくだろう。

さらにカリアリ戦では長期離脱していたDFマタイス・デ・リフトが戻ってきた。このゲームではメリフ・デミラルとコンビを組んでおり、現代を代表する若手センターバックの復帰は大きなプラスだ。

今夏にミラレム・ピャニッチとトレードの形でやってきたMFアルトゥール・メロも評価を上げつつある。初のセリエAに適応するのは簡単なことではないが、アルトゥールが中盤でリズムを作ることができれば攻撃の幅は広がっていくことだろう。

ピルロの下で若いFWデヤン・クルゼフスキも順調に伸びており、今夏にアトレティコ・マドリードから復帰を果たしたFWアルバロ・モラタも今季全コンペティション合わせて9戦6ゴール3アシストを記録するなど好調だ。

指揮官が代われば適応に少しの時間を要するものだが、選手層はインテルと並んでセリエAトップレベルだ。ピルロのスタイルが浸透すれば安定感は増していくはず。リーグ戦のスケジュール的にも今後はベネヴェント、トリノ、ジェノア、アタランタ、パルマ、フィオレンティーナ、ウディネーゼと、中堅クラブとの戦いが続く。このうち厄介なのは強力攻撃陣を擁するアタランタくらいか。

そしてウディネーゼとの戦いが終わると、6日に首位ミランとの大一番だ。ユヴェントスとしてはミラン戦までに勝ち点を積み上げ、差を詰めた状態で戦いたいところ。12月から1月にかけて中堅クラブ相手に勝ち点を稼げるはずだが、ピルロ率いる新生・ユヴェントスに本来の勢いは出てくるのか。注目の1カ月だ。

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