同僚からの評価は上々
今夏アヤックスからマンチェスター・ユナイテッドに移籍を果たしたオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベーク。高いテクニックと視野の広さを兼ね備えた攻撃的MFということもあり、同選手はブルーノ・フェルナンデスやポール・ポグバとポジションを争う存在になることが期待されていた。
しかし、残念ながら現時点でファン・デ・ベークの存在感はその期待値を下回っていると言っていい。ここまでマンUでの公式戦出場は8試合とコンスタントに出番は得ているのだが、そのほとんどが途中から投入。その影響でプレイタイムはまだ297分しか得られていない。これを受けて、先日は英『Daily Mirror』がファンの間で「本当にファン・デ・ベークは必要だったのか?」といった声が出始めていることを伝えている。この現状を見るに、彼らがそう感じるのも無理はないか。
しかし、チームメイトはファン・デ・ベークに関してポジティブなイメージを抱いているようだ。練習の姿勢などから、同じ中盤のスコット・マクトミネイは近いうちに彼が重要な役割を果たすときが来ると確信している様子。まだ判断を下すのは早すぎると、同選手は英『United Review』へ次のように語っている。
「ドニーは非常に素晴らしい選手だよ。彼がどれほどトレーニングへ一生懸命に取り組んでいることか。間違いなく、そう遠くないうちに多くの出場時間を得ることになると思うよ。そしてユナイテッドを助けてくれるはずだ。少し話をしただけで、ドニーはトップレベルの選手だとわかるんだ。常に時間を守るし、その中で最大限までトレーニングを積む。まだ加入してから日は浅いけれど、本当に素晴らしい選手が来たと思ったね」
新天地で少し苦しい出だしとなりつつも、同僚からの評価は高いファン・デ・ベーク。先日はチームを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督も「ドニーの力はどこかで必ず必要になってくる」と語っていただけに、オランダ代表MFが本来の輝きを放つ日を焦らずに待ちたいところだ。