得点もアシストもお手のもの ケインの万能性は“ベルカンプの領域”へ

トッテナムのケイン photo/Getty Images

ライバルクラブOBも絶賛するストライカー

点取り屋からアシストもできる万能FWへ。2020-21シーズン、プレミアリーグで目醒ましい進化を遂げているストライカーがいる。トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインだ。

昨季まで、ケインといえば世界を代表する点取り屋のイメージがあった。たとえどんな状況であれ、舞い込んだゴールチャンスは逃さない。多彩なフィニッシュの形を持ち、過去2回プレミアで得点王にも輝いている。

しかし、今季のケインは一味違う。2020-21シーズンの彼はその得点力を維持したまま、味方のゴールをお膳立てすることに関しても素晴らしい活躍を披露している。ここまでリーグ戦6試合に出場して5ゴール8アシスト。得点数も見事だが、やはり注目すべきはこの8アシストという数字。これはすでに彼のキャリアハイに到達しており、今のケインはチャンスメイカーとしての才能も開花させつつある。

まさに万能FWと呼ぶに相応しい活躍だ。そんなケインのことをライバルクラブのOBも絶賛する。元アーセナルのマーティン・キーオン氏はケインをかつての同僚と比較し、英『Daily Mail』のコラム内で次のように綴っている。

「デニスと一緒にプレイしたことがある人なら、誰でも彼の味方をサポートする力は素晴らしかったというはずだ。今のケインはそんなデニスのことを思い出させる。デニスほど技術的に才能があるかと言われればそうではないかもしれない。しかし、今の彼は本当によく似ている。チームメイトの活かし方やソン・フンミンの見つ方はデニスのそれだ。6試合でもう8アシスト。この調子で行けば、アンリとデ・ブライネが記録したシーズン20アシストという数字もすぐに抜いてしまう。本当に素晴らしい」

その決定力もさることながら、ベルカンプ氏は魅惑のタッチで味方を活かすことにも長けたFWだった。少しタイプは違うかもしれないが、現在のケインは万能性という点で着実にその領域へと近づいているのだろうか。2019-20シーズンに思わぬ新境地を開拓しているトッテナムのエース。27歳を迎えた今、プレミア屈指のストライカーが万能FWとして本格的に完成しようとしている。

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