マンUを5発大勝へと導いた“陰の英雄” 小さな巨人の渋い仕事を見逃すな

CL・ライプツィヒ戦で随所に光るプレイを見せたフレッジ photo/Getty Images

小柄でも存在感は人一倍

現地時間28日に行われたチャンピオンズリーグ・グループリーグ第2節において、RBライプツィヒ相手に5-0の大勝を収めたマンチェスター・ユナイテッド。この試合で最も注目を浴びた選手といえば、途中出場から圧巻のハットトリックを達成したFWマーカス・ラッシュフォードだろう。

とにかくこの試合で目立ったラッシュフォードの活躍。しかし、その陰で黙々とチームのために働き続ける男が存在していたことも忘れてはならない。英『Manchester Evening News』がもっと称賛を与えるべきと強く主張するのは、このライプツィヒ戦で中盤に安定感をもたらしたMFフレッジだ。

シーズン開幕前はバックアッパーの1人としか認識されていなかった同選手だが、ここ数試合の好パフォーマンスによって彼は急速にチーム内での影響力を強めている。得意とする守備だけでなく、ここ最近のフレッジは攻撃においても重要な存在だ。その証として、ライプツィヒ戦において彼はアタッキングサードにおいて12本ものパスを供給。加えて、マンUが奪った5得点のうち2点は彼のボール奪取がキッカケとなったものだ。ゴールやアシストという結果にこそ残らなかったが、たしかに獅子奮迅の活躍を披露したフレッジはもっと称賛されて然るべきか。
スコット・マクトミネイ、ネマニャ・マティッチといったサイズに恵まれた守備的MFを競争相手としながらも、これまで随所で渋い活躍を披露してきたフレッジ。身長は169cmと小柄だが、彼はそれを優れた運動量とボールハントの技術でカバーしている。このプレイを今後も続ける事ができれば、しばらく後れを取っていた定位置争いにも必ず食い込むことができるはず。マンUの中盤で輝く“小さな巨人”のプレイからはこれからも目が離せない。

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