ローマに“頼れる男”が帰ってきた 約3ヶ月ぶりのピッチも抜群の安定感

今夏にローマへ完全移籍したスモーリング photo/Getty Images

怪我明けで出場時間は少なかったが

ASローマに所属する元イングランド代表DFクリス・スモーリングが、約3ヶ月ぶりにスタディオ・オリンピコ(ローマの本拠地)のピッチに帰ってきた。

29日に行われたヨーロッパリーグのグループリーグ第2節で、ブルガリアのCSKAソフィアをホームへ迎え入れたローマ。格下相手に試合の主導権を握り、90分間通して21本のシュート、6割超えのボール支配率を記録したが、最後までゴールをこじ開けることができず。スコアレスのまま試合終了のホイッスルを迎え、グループリーグ突破へ向けて2連勝を飾ることはできなかった。

攻撃陣こそ鳴りを潜める結果となったが、相手を完封した守備陣には朗報も。怪我で今季ここまで出場のなかったスモーリングが3バックの一角としてスタメンに名を連ねると、昨季イタリアで再脚光を浴びたような安定したプレイを披露して見せた。惜しくもオフサイドの判定となったが、3分には左クロスを合わせてゴールネットを揺らすシーンもあった。復帰初戦ということもあってか、56分までのプレイではあったが、ロマニスタは“頼れる男が帰ってきた”と感じたに違いない。ただ、ここまでの道のりは決して簡単なものではなかったかもしれない。

昨季ローマにレンタル移籍で加入し、公式戦37試合に出場するなど守備の要として、シーズン通して素晴らしいプレイを披露したスモーリング。こういった活躍もあってか、ローマはシーズン中から同選手を完全移籍させるために動いていた。しかし、レンタルもとであるマンチェスター・ユナイテッドとの交渉がうまく進まず。8月の頭、チームが昨季のヨーロッパリーグでベスト16へ進出していたにもかかわらず、志半ばでスモーリングはセリエA終了と同時にローマへのレンタルを終えていた。

ただ、ローマはスモーリングの獲得を決して諦めなかった。粘り強い交渉の末、今夏の移籍期間最終日に完全移籍にこぎつけたのだ。スモーリング自身もローマの一員としてプレイすることを強く望んでいたようで、ソフィア戦の試合前会見で「昨季に経験した喜びや出来事を、ここに戻ってきて感じたいと思っていた。このチームメイトや監督たちと、また一緒にプレイしたいと思っていた」などと述べていた。

そして、念願であった約3ヶ月ぶりのスタディオ・オリンピコでのプレイ。56分間の短い出場時間ではあったが、試合後の伊『sky sport』のインタビューで、「3ポイントを手にすることができなかったのは残念」としながらも「私はこの夏の間、ずっとここへ戻ってくるのを待ち望んでいたんだ。チームに戻ってくることができて嬉しいよ」とコメントした。

さらに「もうコンディションは良いよ。チームを助けたかったんだ。ここ数日、しっかりトレーニングしたから、元の状態に戻っている。まだベストではないかもしれないが、すぐにそうなると確信している」と述べている。はたして、スモーリングは今季もファンの期待に応えることができるのか。

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