サポーターからは不安の声も
未来への確かな投資となるのか。マンチェスター・ユナイテッドは、今夏に2人の若きウイングと契約を結んだ。
1人はアタランタの18歳FWアマド・トラオレ、そしてもう1人はウルグアイのペニャロールに所属していた18歳のファクンド・ペリストリだ。
2人とも即戦力とは言い難く、長い場合は2、3年ほど時間をかけて才能を伸ばしていくことになるだろう。問題は両者にマンUで成功を収めるだけのポテンシャルがあるのかどうか。
こればかりは予想が難しいが、ペニャロールから獲得したペリストリに関してはネガティブな意見も出ている。サイドから積極的に仕掛ける姿勢は頼もしいが、やや得点力に課題があると考えられているのだ。
英『Sportbible』によると、マンUのサポーターからは「ペリストリはパニックバイだ」、「彼のハイライトを見たが、思い出すのはダニエル・ジェイムズだ。スピードはあるが、決定力はない」といった意見がSNS上で出ている。
ダニエル・ジェイムズとは今もマンUに所属するスピードスターだが、メイソン・グリーンウッドが成長してからは苦しい立場にある。ジェイムズの方がスピードはあるものの、ゴールに直結するドリブルが少ないのだ。
速いだけではプレミアリーグで戦えないことが分かっているだけに、ややスピードに頼ったドリブルが目立つペリストリが成功者となるかは微妙なところ。ドリブルにこだわるあまりボールロストが増える点も改善点だろう。
ジェイドン・サンチョ、ウスマン・デンベレといった大物プレイヤーは獲得できず、その代わりにアマド・トラオレとペリストリの獲得を実現したマンU。パニックバイとの意見もあるが、将来的に成功補強とできるのか。