スアレスの後釜候補に新たな名前 バルサは身長“190cm”の21歳に目をつけた

R・ソシエダのイサク photo/Getty Images

L・マルティネスもデパイも獲得は困難か

今夏就任したロナルド・クーマン新監督の下でチームの再建を図るバルセロナ。すでに同監督の下で高層街とされていたFWルイス・スアレスやDFネルソン・セメドの売却は済ませており、現在は彼らに代わる新たなレギュラー候補を移籍市場で見繕っている段階だ。

その中で、セメドの代役にはアヤックスのセルジーノ・デストやノリッジのマックス・アーロンズといった選手がリストアップされている。デストに関してはすでにクラブ間で合意に至ったとの報道もあり、来週中にチームへ合流するとも。右サイドバックの補強は、順調に事が運んでいると言っていいだろう。では、その一方でスアレスの代役探しは今どのような状況にあるのか。

かねてよりバルサが動向を注視してきたとされるのは、インテルに所属するアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスだ。しかし、ネッラズーリは彼の移籍に関して以前から一貫して強硬な姿勢を見せており、獲得は困難なものとなっている。そのために代替候補として考えていたリヨンのオランダ代表FWメンフィス・デパイも、同クラブの会長が売却を拒否するコメントを発している。スアレスを切ったはいいが、その後釜が見つからない。ストライカーの取引に関しては、なかなか解決策を見出せない状況になっていると言っていい。
そんな苦境を打破するため、バルセロナは新たなストライカーをリストアップしたようだ。『ESPN』などによると、ブラウグラナが目をつけたのはレアル・ソシエダに所属するスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクだ。身長190cmのサイズを誇り、母国では“ズラタン・イブラヒモビッチ2世”とも呼ばれてきた同選手。彼を確保できれば、バルサはチームの前線に足りない高さを加えることができる。昨季は公式戦44試合に出場して16ゴールを記録しており、得点力もまずまずと言えるだろう。まだ21歳という若さも魅力的だ。

前所属のドルトムントが買い戻し条項を有しているとされるイサクだが、それには本人の同意が必要とのこと。しかし、今年2月に同選手はその古巣に関して「戻ることは一切考えていない」と発言している。強力な競争相手は現時点で見当たらず、今バルサが動けば確保できる可能性は高いか。スアレスの後釜探しに奔走するバルサだが、はたして最終的にチームへと迎え入れるのはどのようなストライカーか。補強なしという結末だけは避けたいところだ。

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