イングランド代表に招集すべき“18歳” 今季17得点の若き怪物FWにかかる期待

今季マンUで大ブレイクを果たしたグリーンウッド photo/Getty Images

ファーディナンド氏が猛プッシュ

新型コロナウイルス感染拡大の影響により大きく日程の変更を余儀なくされた2020年のサッカー界だが、なんとか2019-20シーズンの全日程を終えることができた。しかし、そんな安心も束の間、トップレベルの選手たちはすでに次なる戦いに向けて準備を始めている。9月の第1週にはUEFAネーションズリーグの試合が控えているのだ。

すでにスペイン代表やポルトガル代表といった強豪国がメンバーを発表している現在。各コンペティション中断の影響により今夏は選手にとって短いオフとなるが、各チームのメンバーには世界屈指の実力者が名を連ねている。そんな中、現地時間25日にはイングランド代表のメンバー発表も行われる。はたして、スリーライオンズは長く活動できなかった後に開催される1発目の試合に向けて、どのようなメンバーを招集してくるのだろうか。

そんな代表選考において、ガレス・サウスゲイト監督にリオ・ファーディナンド氏がある一人のストライカーを推薦している。英『Daily Mirror』によると、それはマンチェスター・ユナイテッドに所属する18歳FWメイソン・グリーンウッドだ。同氏はマンUでこん公式戦17得点を挙げた新星に大きな期待を寄せている様子。彼以上に頼りになるストライカーは他にいないと主張し、次のようにグリーンウッドを猛プッシュしている。
「メイソンは非常に冷静かつ素晴らしいフィニッシャーだ。彼は今季トップに昇格したにもかかわらず、大きなスタジアムでいつものように結果を残してみせた。どこへ行っても、彼は常に一定のパフォーマンスを披露したんだ。たとえ代表であっても、彼は多くのゴールを決めることができるような根っからのストライカーだと思うね」

「年齢は関係ない。優れた選手というものは、どれだけ若くても試合に出る準備ができているものだ。マイケル・オーウェンやウェイン・ルーニーが良い例だ。実際、1998年のW杯でオーウェンはいきなり活躍している。チャンスさえ与えられれば、メイソンも同じことができると私は思っているよ。態度や性格も申し分ないね。自分の置かれた状況に関係なく、彼はいつもと変わらずにプレイできるはずだよ」

18歳ながら、今季はオーレ・グンナー・スールシャール監督の下でその若さを感じさせないプレイぶりを披露したグリーンウッド。イングランド代表の前線には強力なアタッカーが多数控えているが、この男もまた同じかそれ以上のレベルでプレイできるとファーディナンド氏は信じて疑わない。たしかに、今季のプレイぶりを見る限り、大舞台で小さくまとまったプレイに終始してしまうタイプではなさそうだ。

ファーディナンド氏が猛烈に推薦するマンUの18歳。はたして、サウスゲイト監督はこの新星ストライカーを今回スカッドに組み込んでくるのだろうか。2019-20シーズンの後半戦、赤い悪魔の逆襲劇を支えた存在だけに選ばれる可能性は決して低くないはずだ。

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