エースの今後を占うシーズンに 来季の結果がトッテナムの未来を左右する

トッテナムのケイン photo/Getty Images

ケインの去就に大きく関係するか

やはりトッテナムが今後も絶対的エースと共にあるためには、明確な結果を出す必要があるか。FWハリー・ケインをこれからもチームに引き留めておきたいならば、さすがにそろそろ結果を出さなければいけない。そう主張するのはクラブOBのジェイミー・オハーラ氏だ。

かねてよりその懸念はあった。惜しいところまではいっても、なかなかチャンピオンとなることができなかったスパーズ。加えて、今季はいよいよタイトルに擦りもしない形でシーズンを終えてしまった。先月で27歳を迎え、年齢的にもそろそろタイトルが一つは欲しいケイン。この調子が続くのであれば、本人もスパーズには見切りをつける準備ができているか。実際、今夏には移籍の噂も浮上している。

そんなケインの気持ちに関して、オハーラ氏が自身の見解を語っている。同氏はケインの今夏移籍こそ可能性は低いものの、来季もこの低迷が続くのならばエースは新しいクラブを本気で探し始めるはずと英『talkSPORT』へ次のように話す。
「ケインはもう27歳だ。来季タイトルを獲得できなければ、彼はチームを去るべきだと思うね。そのためにもスパーズは来季トロフィーを勝ち取らなければならない。リーグカップだって? いいや。それでは不十分だ。FAカップで優勝して、トップ4に入ることができればケインを残留させることができるだろう。そのいずれかを達成できなかった際には、本当にケインはステップアップを図るべきだと思うよ」

ケインを残留させるためには、FAカップでの優勝とトップ4フィニッシュが絶対条件としたオハーラ氏。たしかにこのレベルの結果がひとつの目安となる可能性はあるだろう。今のスパーズへ課すには少し厳しい条件だが、それほどの影響力がなければケインの気持ちを動かすことはできないか。2020-21シーズン、トッテナムにとっては勝負の1年となりそうだ。

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