“5000万ユーロ”のパルティは高すぎる アーセナルが求めるコスパ重視のプランB

エスパニョールのロカ photo/Getty Images

半額以下で獲得可能な23歳も候補

今夏アーセナルはクラブ首脳陣との衝突が報じられたMFマッテオ・グエンドウジを放出する可能性が高くなっており、中盤の補強に動くが注目されている。一時はガナーズのMF陣に欠かせない存在として機能していたグエンドウジだけに、放出となれば代役は確保しておきたいところだ。

そのなかで現在アーセナルが獲得の第一目標としているのは、アトレティコ・マドリードに所属するガーナ代表MFトーマス・パルティだ。強度の高いディフェンス、そしてミケル・アルテタ監督の志向するパスサッカーに適応できるとされるボールテクニックを備えた同選手まさに補強候補としてうってつけの存在と言えるだろう。

しかし、それだけ能力が高いこともあり、パルティの獲得には5000万ユーロ(約62億円)とも言われる多額の移籍金が必要になるとも。近年、補強予算が限られているアーセナルにとっては少々勇気のいる買い物だ。場合によっては獲得を諦めるというのも考えるべきかもしれない。
そこで新たに注目されているのは、パルティの獲得断念時に必要とされる“プランB”の存在だ。英『METRO』によると、アーセナルはその可能性を考慮し始めたようで、パルティとは別の候補を補強リストに追加しているという。

その候補とはエスパニョールに所属するMFマルク・ロカ。パルティほどのネームバリューこそないものの、この23歳もスペインで高い評価を得ている選手だ。相手の激しいプレッシャーに晒されても勇気あるパスルートを常に開拓するプレイメイカーでありながら、守備でもここ一番では決死のボールハントを敢行する。加入となれば間違いなく大きな力にはなることだろう。

そんなロカの気になる移籍金だが、同メディアの見立てでは2000万ユーロ(約24億8000万円)程度と安価。パルティの半額以下で獲得できるとあって、アーセナルからしてみれば理想的な“プランB”となる可能性は高い。はたして今夏、ガナーズがどんな選手を新しくスカッドに組み込むこととなるか。資金面での余裕はないだけに、できるだけコストパフォーマンスの高い選手を厳選したい。

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