いったい何が起きたというのか。リーグ再開後からイタリアの名門・ミランが止まらない。
再開してから無敗を継続中なのもお見事だが、何より目を引くのは得点力だ。前半戦で苦しんでいた攻撃陣が突如として爆発し、相手を圧倒する展開が増えてきた。
再開後のゲームを振り返ると、ラツィオに3-0、ユヴェントスに4-2、ボローニャに5-1など、大量得点による勝利も目立っている。前半戦を見る限りではミランが相手を攻撃でねじ伏せるチームになると予想するのは難しかったが、驚きの変化だ。
リーグ再開後の10試合で奪った得点数は28点。チームの総得点が56点となっているため、つまりは中断前の26試合で奪った得点数と同じなのだ。
26試合で28得点だったチームが、10試合で28得点稼ぎ出すチームへ。順位も6位まで上がっており、セリエAで再開後に最も変化したチームと言っていいだろう。
再開後に4得点3アシストと暴れているFWズラタン・イブラヒモビッチ、ようやく噛み合ってきたMFハカン・チャルハノール、イスマエル・ベナセルとともに高い評価を得ているMFフランク・ケシエなど、選手たちの評価も上がり続けている。
仮にこのペースを来季も維持できるのであれば、トップ4入りも見えてくるはず。今のパフォーマンスが偶然ではないことを来季も証明してほしいところだが、ミランの勢いはどこまで続くのか。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/