リーグ戦無得点で“自分に”ダメ出し シャルケのベテランFWは逆襲を誓う

シャルケのブルクスタラー photo/Getty Images

「周囲から批判を受けるのは当然」

たとえ一流選手であっても、1シーズン通して本調子とはいかなかったなんてことは稀にある。どれだけ過去に実績を残している選手でも、調子の浮き沈みはあるものだ。しかし、今季ブンデスリーガでチームを救うことができなかったベテランストライカーはかなりそのことを気にしているようだ。

そのベテランストライカーとは、シャルケに所属する31歳のオーストリア代表FWギド・ブルクスタラー。同選手は今季、2017年にドイツ名門へ加入してから初めてリーグ戦で無得点に終わっている。2019-20シーズンのシャルケはブンデスで12位と低迷したこともあり、不調だったブルクスタラーにも風当たりは強くなっている状況だ。

そんな中、今季結果を残せなかったことについてブルクスタラーが口を開いている。同選手はこの成績では周囲から批判を受けるのも当然と考えているようで、自身の不甲斐なさにかなり憤っている様子だ。母国メディア『Kronen-Zeitung』に対して、このベテランFWは今季を次のように振り返る。
「キャリアで最悪の時間を過ごしたよ。周囲から批判を受けるのは当然さ。でも、すぐにヒーローに戻りたいと思っている。正直、ゴールまで6mの距離でシュートを外した時は自分に疑念を抱き、自信を失いかけたけどね。この結果を受けて、クラブが僕に厳しいと言ってくるのであれば話し合おうと思う。今のところは何もアクションはないけれど。でも、僕はここ数年のシャルケにおいて最も多くの得点を記録したストライカーだ。ここに残りたいと強く願っているよ」

クラブが自身の放出を考えていても当然と話しつつも、来季挽回のチャンスがあればそこで結果を出したいと話したブルクスタラー。シャルケの低迷は決してこの31歳だけのせいではないが、彼はかなり責任を感じている様子だ。

今季の不振を糧として、2020-21シーズンに再び大爆発したいベテランストライカー。はたして、ブルクスタラーにセカンドチャンスは訪れるか。31歳の逆襲に期待したい。

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