“ポール・スコールズの後継者”。ここ数カ月の間にマンチェスター・ユナイテッドファンの間でそう呼ばれ始めたのが、今冬同クラブへ加入したポルトガル語代表MFブルーノ・フェルナンデスだ。
チームに合流してすぐに大車輪の活躍を披露し、マンUの中盤において早くも欠かせない存在となったB・フェルナンデス。優れたテクニックや相手のちょっとした隙も見逃さずに放つ高精度のミドルシュート。たしかにスコールズを彷彿とさせるものがあり、ファンやクラブOBがレジェンドの後継者と評するのも頷ける選手と言えよう。
しかし、クラブOBの中にはB・フェルナンデスがスコールズのような選手ではないと主張する人物もいる。フィル・ネビル氏は彼の能力を絶賛しつつも、スコールズというよりはファン・セバスティアン・ベロンのスタイルに近いと次のように語る。
「フェルナンデスは本当にテクニカルな選手だが、それだけでなく常に相手からボールを奪い取ろうとしている。人々は彼とスコールズが似ているというけれど、私にはベロンの方がより近いタイプじゃないかと感じられるよ。中長距離のシュートをたくさん放つ点も類似している」
「彼がとるポジションは本当に興味深い。どんな状況にあっても、スペースを見つけているんだ。フレッジ 、マクトミネイ、マティッチも優秀なボールハンターだが、フェルナンデスほどのテクニックを備えている選手は他にいないね」
ネビル氏がB・フェルナンデスをこのように評したことを英『Daily Mail』が伝えている。同氏はかつて自身と共闘したファンタジスタにB・フェルナンデスの姿を重ねているようだ。ベロンもポジショニングセンスに優れたテクニシャンだっただけに、この評価は頷ける人も少なくないだろう。
とはいえ、誰かに似ているというのはB・フェルナンデスにとって関係のない話。これからもフル回転の活躍で、マンUにおいて誰もなし得なかったほど唯一無二の評価を勝ち取ってほしいところだ。
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