残念ながら昨夏に移籍したアトレティコ・マドリードでは結果が出ていないが、現在のポルトガルサッカー界でクリスティアーノ・ロナウド2世として期待を背負っているのが20歳のFWジョアン・フェリックスだ。
アトレティコが獲得に1億2600万ユーロもの資金を投じた事を考えても、いかにフェリックスが期待されているかが分かってくる。
今後どこまで成長してくるのか楽しみだが、実はフェリックスには16歳の弟がいる。ジョアン・フェリックスと同じくベンフィカのユースで技を磨いているウーゴ・フェリックスである。
兄ジョアンも10代の頃より天才肌のプレイヤーと評価されてきたが、才能は弟にも受け継がれているのだろう。スペイン『as』によると、ジョアンも弟ウーゴが近いうちにベンフィカのトップチームでやれるはずと太鼓判を押す。
「弟は僕が16歳の時には出来なかったことをやっている。上手くやるための全てを備えているし、トップチームに届くよ。互いにゴールを奪うのが好きだし、弟は僕より良いフリーキックを蹴る。PKなら僕かな。2人とも似たようなポジションでプレイしている。フットボールではシンプルにプレイすべきだが、僕たち兄弟は少し違う観衆を刺激することがしたい。そのあたりも似ているね。小さい頃から一緒にプレイし、同じことにトライしてきたんだ」
スポーツの世界では弟が兄を超えるなんてことも珍しくないが、ウーゴは兄ジョアンをも超えるプレイヤーとなるのだろうか。ウーゴも攻撃的MFを本職としているため、兄弟揃ってプレイできるかは分からない。しかしポルトガル代表に揃って召集される機会が訪れる可能性もあり、それも兄弟が描く夢の1つなのだろう。