リヴァプールの“8番”を託したのは失敗だった 新MFにのしかかった重圧

リヴァプールのケイタ photo/Getty Images

ジェラードの番号は重すぎた

リヴァプールにとって、スティーブン・ジェラードが背負ってきた背番号8は特別な番号だ。

この番号は気軽に与えていいものではないが、リヴァプールは意外にもあっさりと新加入選手へ8番を手渡した。現在8番を背負うのは、ジェラードも実力を認めていたMFナビ・ケイタだ。

ケイタはライプツィヒから加入してすぐに8番を任されており、そこからも期待の大きさが分かってくる。しかし、ここまでのパフォーマンスをジェラードと比較できるだろうか。
ジェラード級どころか、ユルゲン・クロップの構想に入ることにすら苦労している印象だ。

英「METRO』によると、この現状にクラブOBディートマー・ハマン氏は、ケイタに8番を与えない方が良かったのではないかとの見解を示している。それが余計なプレッシャーを与えることになるからだ。

「高額な移籍金で加わった選手には自信を与えるべきだ。振り返ると、ケイタにジェラードの番号を与えたのはベストなアイディアではなかったと思う。それはケイタにとって確実なプレッシャーとなる。サポーターも彼とジェラードを比較することはないだろうが、リヴァプールにとって8番は他クラブの7番と似ている。リヴァプールにおいては他の背番号より重いものなんだ」

マンチェスター・ユナイテッド伝統の背番号が7とするなら、リヴァプールなら間違いなくジェラードが背負った8番がそれに当たる。ケイタも期待に応えなければとの焦りがあったのかもしれないが、ひとまずは別の番号を選んだ方が無難だったか。

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