現世界最高のセンターバックは誰かとの議論において、常に名前が挙がるのがナポリのカリドゥ・クリバリだ。
パワー、高さ、1対1の強さ、スピードなど、全ての能力がハイレベルであり、リヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクと同じく弱点の少ないセンターバックと言える。
そんなクリバリには今夏の移籍案が浮上しているのだが、少し移籍の決断を下すのが遅かったのではないだろうか。今年6月に29歳を迎える年齢が疑問視されているのだ。
マンチェスター・ユナイテッドもクリバリに関心を示しているクラブの1つだが、英『Manchester Evening News』はクリバリが今夏の必須ターゲットというわけではないと伝えている。
マンUは23歳〜28歳あたりの選手を獲得したいとの考えを持っているようで、6月に29歳を迎えるクリバリはその条件から外れることになる。しかもクリバリの獲得には高額な移籍金が発生するため、29歳になる選手にそれだけの資金を投じる価値があるのか疑問視されているわけだ。
クリバリの実力は誰もが認めるところだが、惜しい点があるとするならばタイトル獲得の経験が少ない。もう少し早い段階でビッグクラブへ向かい、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントの舞台でもプレイしていれば評価はさらに上がっていたかもしれない。
昨季リヴァプールでチャンピオンズリーグ制覇を果たしたファン・ダイクとでは、そのあたりで評価が大きく変わってきてしまう。今でもクリバリを加えたチームの守備力がアップするのは間違いないが、29歳になるクリバリがあと何年トップフォームを維持できるのか。このあたりは慎重に検討する必要がありそうだ。
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